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岡部早苗

主婦の視点と4人の子育て経験を生かす建築設計のプロ

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コラム

階段のバリアフリー化で考慮すべき4つのポイント

バリアフリー住宅

2016年11月20日

階段のバリアフリーでは、まず階段の形状、高さと幅に留意して安全を確保します。
手すりは可能ならば階段両側に設置しましょう。

足もとが暗い、階段ホールの光量が足りないといったことも、階段での事故を引き起こしますので、灯りについてもきちんと配慮しましょう。

日常生活空間内には、できる限り段差をなくしましょう。

階段の形状に注意

階段は住居の中でも、足を滑らせる、踏み外すなどで転落すると、重大な事故につながりやすい個所です。

幼い子供と高齢者の事故が多いのも階段部分です。身体能力の差、体力の差などによって昇り降りのしやすさが変わってくるのが階段ですので、住まいのなかでも安全性を確保しておきたい最優先の場所と言えるでしょう。

日本の住宅でいちばん多いのが「鉄砲階段」と呼ばれる直進階段です。
まっすぐ直線状に伸びているため、足を踏み外すと一気に下まで落ちてしまいます。傾斜を緩やかにしたり、途中に踊り場を設けるなどの工夫が必要です。

踊り場の部分が階段になっていて、階段ステップのかたちが長方形ではなく、三角形になっている「まわり階段」は、足裏との接地面積が少なくて、滑ったり踏み外したりする危険がつきまといますのでできる限り避けましょう。

また、コの字の形状にする場合でも、上記のように踊り場の部分が階段になっているまわり階段ではなく、フラットな踊り場を設けた「折り返し階段」にしましょう。

いずれの形状の階段であっても、上り始めと上り終わり部分にもゆとりあるスペースを取りましょう。

階段の高さと幅に注意

階段の一段の高さを「蹴上」、踏板部分(足を乗せる部分)を「踏み面」といいます。

建築基準法施工令では、不特定多数の人が利用する公共の建物の幅や勾配が決められています。小学校なら幅が140センチ以上、蹴上は16センチ以下、踏み面は26センチ以上です。
一方、一般住宅の階段の有効幅(壁の面から反対の壁面まで、または両側の手すりの間)は75センチ以上、蹴上は23センチ以下、踏み面は15センチ以上と、かなり急こう配の物でも良いようになっています。

しかし、これから新築やリフォームをお考えの方には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく住宅性能表示の高齢者等配慮対策等級3程度の階段(踏み面19.5センチ以上、勾配22/21)にはしていただきたいものです。

手すりの注意点

階段には、手すりを設置しましょう。

廊下でのバリアフリーにも通じるところですが、暗かったり見えにくかったりすることも事故の要因となります。階段途中には壁灯(ブラケット)を、階段上り口・下り口付近には足元灯(フットライト)を配してセンサースイッチにするのがおすすめです。

階段スペースなどにおいても、長寿命のLEDを使うことで交換の手間を省くことができます。

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