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岡部早苗

主婦の視点と4人の子育て経験を生かす建築設計のプロ

岡部早苗(おかべさなえ)

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コラム

寝室のバリアフリーのポイントは、長時間快適に過ごせるように

バリアフリー住宅

2016年11月22日 / 2017年8月4日更新

介護・介助の必要を考えて、高齢の方の寝室などは、ベッドのまわりに人が作業できるような空間を確保しておきましょう。
また、小さくてもいいので手が洗えるような洗面台などがあるとケアの際に便利です。

また、温度・湿度に配慮するほか、緊急時への対応策もとっておきましょう。

快適な睡眠を得るためにも寝室の環境は大切

私たちは一日の三分の一を眠って過ごします。

眠るための大切な空間が寝室で、体力を回復し、明日の英気を養うためには質の高い眠りが必要です。

学校に行ったり、仕事に出かけたりする人にとっても快適な寝室環境が欠かせませんが、身体機能が低下するなどの理由で、ベッドの上で過ごす時間が長い方にとっては、寝室の環境が生活の質そのものにつながります。

介護をする方にとっても同じで、寝室の位置、室内環境はケアをするときの手際に大きく影響してきます。

戸建て住宅などでフロアが複数階になる場合は、高齢者の方の寝室と同じ階にトイレ、浴室・洗面脱衣所、LDK(リビングダイニングキッチン)を配置することで、ご本人、ケアをする方の動線がスムーズになります。
また、家族が集うLDKのそばに寝室を設けると、高齢者の方の様子をみんなで見守ることができる、ご本人も家族の気配を感じることができるなど、互いの安心感にもつながります。

トイレは寝室の隣に設置するのがおすすめ

次は設備や室内の環境について考えてみましょう。

まずトイレです。寝室から離れたところにトイレがあると、足元に不安がある方などにとって大きな負担になりますので、寝室の近く、できれば隣に設ける、可能であれば寝室から直接行けるように配置してください。

ご本人と介助・介護する人がゆとりを持って動くことができるように、寝室にはある程度の広さが必要になります。
また、快適に過ごせる室内環境にするためには、温度や湿度が重要な要素になってきます。寒さ、暑さなど外気の影響を受けにくいように、寝室の壁、床、天井に断熱材を施して温度差の軽減を目指しましょう。
窓はできれば気密性の良いサッシにして断熱効果を高め、エアコン、輻射熱暖房器具等で一定の温度を保てるようにしておくのも良いでしょう。床暖房を採用するときは、低温やけどの対策を講じておくのを忘れずに。

また、通風・換気も大切です。ベッドの上で過ごす時間が長くなるとニオイなどがこもりますので、風通しなどについてもきちんとプランニングしておきましょう。

廊下、室内はバリアフリーに。緊急通報装置の取り付けも

寝室の出入り口は、車椅子や歩行補助器具、介助の人の出入りを考えて余裕ある幅をもたせましょう。ドアには開閉のしやすい引き込み戸、2枚引き戸、引違戸、引き分け戸を。

寝室内部はもちろん、出入り口すべての段差をなくします。

家族や介護を担当する人が常に気配を感じることのできるプランニングが必要ですが、万が一に備えて、呼び出しボタンを備えた緊急通報装置を取り付けるなど、緊急時に対処する態勢も整えておくとより安心です。

他のコラムでもバリアフリーについて解説しています。
詳しくはこちらからご覧ください。
☆バリアフリーのコラム一覧☆

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