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木村一志

生きた証を大切にしながら品物を整理・清掃する遺品整理士

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コラム

ゴミ屋敷になってしまう住民の心理とは?

ゴミ屋敷

2018年6月23日

「ゴミ屋敷」「汚部屋」が問題になるとともに、そうなってしまう心理についても研究も進んでいます。
ストレスが大きな要因になっている場合があるといった指摘もあります。今回は、どういった人がゴミ屋敷の住人になってしまうのか見ていきましょう。

多くの原因はストレス

なぜ「ゴミ屋敷」「汚部屋」になってしまのか、という点については、さまざまな面から研究されています。

社会的な側面からの研究があり、心理面からの研究もあります。ここでは、まず心理面からの研究について見てみましょう。

心理面からの研究で指摘されるのはストレスです。
ドッジボールに使うくらいの大きさの柔らかなゴムボールをイメージしてみて下さい。これを人の「心」とします。このゴムボール(=心)にこぶしを押しつけると、こぶしを押しつけられたゴムボール(=心)はゆがみますね。人がストレスを抱えた状態を図式化すると、ちょうどこのような形になります。

しかし、人間にはストレスに対する耐性、「ストレス耐性」があります。押しつけられたこぶしにゴムボールが反撥する力に相当するものです。

人間には常に何らかのストレスがかかっていると言われますが、このストレス耐性、そして、ストレスを適度に発散することで、こぶしを押しつけられてゆがんだゴムボールが元の形に戻るように、精神を平静に戻すことができます。

ところがストレスを溜め込み、ゴムボールがゆがんだ状態が続くと、ストレス耐性が弱まり、ストレスの発散も追いつかない状態になり、精神が不安定になっていきます。

このストレスは、仕事の重圧や人間関係のもつれが原因となるケースが多いとされていますが、真面目な性格の人ほどストレスを溜めやすいとも言われています。

実際、「ゴミ屋敷」「汚部屋」になってしまった人の中には、たとえば、学校の先生、看護師のようにストレスがかかる職業の方が多いとも言われています。

職場で多くのストレスを抱え、家に帰ると片付けもできないほど疲れているため、ゴミを放置することになり、「ゴミ屋敷」「汚部屋」になってしまうわけです。

一人でいるということ

「ゴミ屋敷」「汚部屋」になってしまった人に目立つのは、一人暮らしの方です。高齢の方で奥さんかご主人が亡くなり、一人になってからゴミを放置するようになる例は少なくありません。また、「ゴミ屋敷」「汚部屋」に住む若い方もやはり一人暮らしの方が多いのです。

一人でいるということは、大きなストレスです。そのストレスを上手く発散できる友人・知人がいればいいのですが、「孤立」した状態が長く続くと、ストレスが溜まり、精神が不安定になると考えられています。

また、一人暮らしの女性に多いと言われる「買い物依存症」も、その原因として指摘されるのはストレスであり、「孤立感」と指摘されています。この場合、ストレスを発散するために買ったモノで部屋が一杯になり、それがまた新たなストレスを生む悪循環が起こるとされています。

認知症によるもの

「ゴミ屋敷」「汚部屋」になってしまう要因の大きなものとして「認知症」があります。

一つは、片付け方が分からなくなるということが指摘されています。何をどうすればいいか判断がつかない状態になるということです。

「同じものを何度も買う」「不要なものを大量に買うという行為も記憶力・判断力の衰えから来るものです。

そして「収集癖」です。認知症が進行するとモノを集める、拾ってきてしまうという症状が出る場合があります。収集癖は認知症の周辺症状の一つとされ、その要因としては、不安・孤独・さびしさなどが挙げられます。

「ゴミ屋敷」「汚部屋」にしないための対策

「ゴミ屋敷」「汚部屋」にならないための対策として最も重要なのは、ストレスをどうコントロールするか、ということになるようです。適度にストレスを発散させ、ストレスを溜め込まないようにすることが大切です。

「ゴミ屋敷」「汚部屋」になってしまう方には、真面目な性格の方が多いということをお話しましたが、そうした方ほどゴミが溜まっていくことが嫌いであり、溜まっていくゴミにストレスを感じることになります。

そして「もうどうでもいい」という気持ちになり、自分では片付けられない状態になってしまいます。そうなる前に少しでもゴミを処分することが大事です。

恥ずかしがることはない

「ゴミ屋敷」「汚部屋」になってしまった方は、自分の住まいを人に見られることを恥ずかしがります。専門業者に依頼すれば、たった1日で、あるいは、午前中だけでゴミの山から解放されることをご存知でも「なかなか依頼することができない」という気持ちになっているようです。

部屋がすっきりすると、心もすっきりします。恥ずかしがることなく、まずは専門業者に相談することから始めることをおすすめします。

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