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木村一志

生きた証を大切にしながら品物を整理・清掃する遺品整理士

木村一志(きむらかずし)

やる気グループ

コラム

業者がすすめる遺品整理を行うべき時期とは

遺品整理

2018年5月14日

遺品整理は難しいものです。「適切な時期」というものがあるのでしょうか?

遺品整理を始める時期

遺品整理はいつ始めればいいのでしょう?結論を先に申し上げれば、その時期に決まりはありません。

「そろそろ遺品を整理しよう」、そうした気持ちになった時期に始めるのが自然だとおもいます。
ただ、経験上、言えるのは、四十九日、一周忌などを期に遺品整理を始められる方が多いということです。

とくに四十九日は、仏教では故人の魂が現世とあの世の間をさまよっている時期とされて、四十九日を境に故人の魂は次の世に旅立つと言われています。そうした意味もあって、四十九日をひとつの目安とされる方が多いようです。

また、四十九日、一周忌などは葬儀後、遺族が一同に会する時ですから遺品整理の話も自然に出てくることとおもいます。

家族の死、葬儀、平静ではいられない時間が過ぎ、ようやく平静さを取り戻し遺品整理に向かえる時期とも言えるでしょう。それぞれ仕事を持っている遺族が遺品整理のためだけに一同に会するのは、こうした時以外は現実的に難しいということもあります。

ただ、これは家を持っていらっしゃる方、持ち家の場合です。賃貸住宅の場合は事情が異なります。賃貸住宅の家賃は基本的に月末締めですから、亡くなられた月の月末まで、あるいは、翌月末までに遺品整理を終えて引き払う必要があります。

しかし、時間的な制限がある場合、大切なものまで処分してしまうおそれがあります。それを避けるために、遺品を一時、倉庫に預ける方もいらっしゃいます。

四十九日までは遺品整理を保留する

もし、時間的な余裕があるのであれば、四十九日までは遺品整理を保留することをおすすめします。その理由の一つは、形見分けです。

形見分けの時期についても特に決まりはありませんが、四十九日の法要などを一区切りとして行うのが一般的です(神式は五十日祭。キリスト教は1カ月命日のミサが仏教の四十九日に該当するとされています)。

形見分けがすまないうちに遺品整理を急いでしまうと、「お父さんが使っていた大きな机、自分が譲ってもらおうとおもっていたのに勝手に処分されては困る」、そんなトラブルの元となることも考えられます。

こうしたトラブルを避けるためには、四十九日までの間に遺族と話し、それぞれの意向を確かめておく必要があります。そして、その間は遺品整理を保留しておくわけです。

また、形見分けにするものを遺品の中から選ぶということは、遺品整理で重要になる「遺品を保管するもの、処分するものに仕分ける」という作業と通じるものがあります。

「遺品整理をしようと思っても気持ちの面でなかなかとりかかることができない」と多くの方がおっしゃいます。形見分けの準備をすることで、そうした気持ちに区切りがつくとともに、遺品整理に対する心の準備にもなるのではないでしょうか。そうした時が来るまで、遺品整理を保留することが大切です。

遺品整理と心の整理

遺品整理は難しいものです。たとえば、お母様がガーデニングで使っていた手袋を見るだけで思い出がよみがえり、胸がいっぱいになって処分できない、ということがあります。

形見分けとしてお母様のコートは姉妹が引き取ったものの、そのコートをかけていたハンガーを処分できない、ということもあります。しかし、手袋やハンガーといったものさえ処分できないままでは、その他の遺品整理をすすめることはできません。

遺品整理においては、「遺品を遺品として見ず、モノとして見ることが大切」と説く方もいらっしゃいます。説の当否はおき、遺品整理はそれだけ難しいものなのです。

私たち「やる気グループ」はこれまで多くのお宅で遺品整理に携わってきました。

その際、遺族から亡くなられた方のお話を伺うことがあります。大切な思い出をお聞きしているわけですが、お話ししているご遺族の方にとって私たちに話すということが心の整理になっているように感じます。

はじめに申し上げたとおり、遺品整理を始める時期に決まりはありませんが、いつまでも遺品の整理ができない状態が続くと心の整理ができずつらさが増すことになります。

自分ひとり、あるいは、家族だけでは整理できないとお感じであれば、遺品整理業者に依頼するのも有効な方法です。

私たち「やる気グループ」は、「遺品整理は亡くなった方の生きた証を整理すること」と考えています。そのためご遺族の心に寄り添うことを最も大切にしています。遺品整理という仕事を決して単なる作業とはおもっていません。

時折、整理した遺品が入ったダンボール箱をトラックに放りこむようにしている同業他社を目にすることがありますが、私たちにはとてもそんな真似はできません。たとえ廃棄処分と決まったものが入ったダンボール箱でも丁寧に扱いたいと考えています。

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