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コラム

転ばないと立ち上がり方を学べない(スタッフ)

2021年10月19日

テーマ:スタッフ

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

みなさんは、
これまで生きてきて
道で転んだことはありますか?

ほとんどの方が転んだことがあると思います。
転ぶと痛いし恥ずかしいし
できれば転びたくないと思いますよね。

けれど、もし、
人生で一度も転んだことがなかったら
どうなるのでしょうか。

小さい子どもで想像してみると
わかりやすいかもしれません。
まだまだ小さな子どもは、
転んだときに
たいていはそのままの状態で泣きます。
それは立ち上がり方を知らないからです。
痛みや困難を「泣く」という方法で表現する術しか
持っていません。
そのときに、周囲の大人が
声をかけ
抱き上げたり
立ち上がらせたりして
その場面を解決してくれます。

しかし、成長するにつれ、
自分で立ち上がることができるようになり、
痛みを我慢できるようになり、
転びそうになったら
手をついたり何かにつかまったりして
防ぐことができたり
笑い話として人に話すことで
転んだエピソードを活かすことも
できるようになるかもしれません。

たいていの人は
そうやって成長していくのですが、
時折、
子どもの時のように泣いて(あるいは騒いで)
周りの人に解決してもらうという方法から
抜け出せていない人もいます。
子どもの頃に
立ち上がり方を教えてもらえなかったのか、
反対にずっと周囲の大人が
転ばないように先回りしていたり
転んでも自力で立ち上がらなくても
起こしてくれていたのかもしれません。

「道で転んだこと」というのは、
実際に歩いていて道路で転ぶこともそうですが、
人生という道においても
同じことが言えると思います。

私たちは、
転んで、その痛みを知り、
立ち上がり方を学び、
転ばないように工夫を考え、
それを繰り返しながら
歩いて行くことが大事なのではないでしょうか。

そう考えると、
転ぶ事は決して恥ずかしいことではなく、
成長する上で大事なステップなのだなと
思います。
転んだことをどう活かすか、
そんなことを誰かと話してみるのも
おもしろいかもしれませんね。


文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子

この記事を書いたプロ

椎名あつ子

夫婦・親子・精神疾患など多数経験豊富なカウンセラー

椎名あつ子(横浜心理ケアセンター)

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