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カウンセラーの技術(スタッフ)

2017年11月16日 公開 / 2017年11月21日更新

テーマ:スタッフ

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

カウンセラーの仕事というのは
とてもわかりにくいものだと思います。
一見すると、
人の話をただ聞いているだけ
と思われることも多く、
あるいは説教のようなことをすると
思われることもあります。

カウンセリングといっても
さまざまな手法があるので
それぞれ違う部分も多いのですが、
共通しているのは、
話を聴く技術や
言葉にする技術や
相手に言葉を届ける技術や
タイミングを計る技術などなど
さまざまな技術が必要とされ
それはほとんど職人のようなものです。
How toではなく、
簡単に言葉で説明できることでもなく、
一人ひとりと向き合う中で
研ぎ澄まされていく技術です。
そういった職人技のような技術と
カウンセラーの人間味が合わさって
カウンセリングの仕事ができるわけです。

そしてカウンセラーの仕事は
主に“聴く”仕事ですが、
“伝える”ことも大切です。
クライアントさんにお伝えすることばも
いつ、どのように、伝えるのか伝えないのか、
とても厳選しています。
そしてそれが100%うまくいくわけではありません。
目に見えないものを扱っている以上、
どんなに相手のことを思っていても
ベストを尽くしていても、
伝わらない事がでてきてしまいます。
これはある程度は、
仕方がないことかもしれません。
それでも、出来る限り
クライアントさんがより良い方へ
進むために
言葉を伝えます。

なので、カウンセリングを受けて
話を聴いてもらったり
アドバイスをもらっても
なんとなくピンとこないことも
あると思います。
あって当然だと思います。
そういう時は、
ピンとこなかった
わからなかった
今は受け入れられない
と思ったことを正直に
カウンセラーに伝えていいのです。
カウンセラーは、
タイミングや言葉が違ったり
うまく伝わらなかったのだなと思って
別の伝え方をしたり、
別のタイミングにしたり、
また違うアプローチをしたり、
クライアントさんにとって
何が良いか考えながら
また伝えます。
ピンときていないのに、
ピンときたふりはしなくていいのです。
カウンセリングは、
カウンセラーが1人でするのではなく
クライアントさんとの共同作業ですから、
お互いにすり合わせていく作業が
とても大事なのです。

なんとなくピンとこないから
カウンセリングに
行くのやめようかな、と思った時は、
とりあえず「ピンときません」と
伝えてみてください。
少しのずれを修正する前に
やめてしまうのは
とてももったいないと思うのです。
修正できないずれであれば、
やめてしまうのも一つの道だと思いますが、
一度話してみてから決めるのも
大事なことなのだと思います。
それは、夫婦でも、親子でも、
カウンセラーとクライアントでも、
同じことです。

私はまだまだ椎名先生のような経験も技術もないので、
日々、より技術を上げられるよう
たくさんの経験と努力
を重ねていきたいです。




文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子

この記事を書いたプロ

椎名あつ子

夫婦・親子・精神疾患など多数経験豊富なカウンセラー

椎名あつ子(横浜心理ケアセンター)

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