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松本誠(まつもとまこと)

シーサイド海事法務事務所

コラム

船員就業規則に必要なもの

就業規則

2017年11月13日

海運業や旅客船業等の船に関わる企業の皆様を
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船舶手続きの専門家  海事代理士 松本誠のコラムへようこそ!

船員就業規則を作成する際に、かならず記載しなければならない項目があります。
それを、「絶対的記載事項」と言います。

陸上の就業規則は、下記のものが絶対的記載事項です。

1. 始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇
並びに交替制の場合には就業時転換に関する事項
2. 賃金の決定、計算及び支払の方法、賃金の
締切り及び支払の時期並びに昇給に関する事項
3. 退職に関する事項(解雇の事由を含む。)

船員就業規則の絶対的必要事項は、

① 給料その他の報酬
② 労働時間
③ 休日及び休暇
④ 定員

となっております。

条文より転載しているので、記載方法は違いますが、比較してみると、
①、②、③は陸上と同じですが、④は船員独自のものです。

また、陸上の退職に関する事項が船員のほうにはありません。

何で船員には退職に関する事項が絶対的記載事項ではないのか?ということですが、

船員法に下記のように記載があります。

(雇入条約の解除)
第四〇条 船舶所有者は、左の各号の一に該当する場合には、雇入契約を解除することができる。
一 船員が著しく職務に不適任であるとき。
二 船員が著しく職務を怠つたとき、又は職務に関し船員に重大な過失のあつたとき。
三 海員が船長の指定する時までに船舶に乗り込まないとき。
四 海員が著しく船内の秩序をみだしたとき。
五 船員が負傷又は疾病のため職務に堪えないとき。
六 前各号の場合を除いて、やむを得ない事由のあるとき。

第四一条 船員は、左の各号の一に該当する場合には、雇入契約を解除することができる。
一 般舶が雇入契約の成立の時における国籍を失つたとき。
二 雇入契約により定められた労働条件と事実とが著しく相違するとき。
三 船員が負傷又は疾病のため職務に堪えないとき。
四 船員が国土交通省令の定めるところにより教育を受けようとするとき。
2 船舶が外国の港からの航海を終了した場合において、その船舶に乗り組む船員が、二十四時間以上の期間を定めて書面で雇入契約の解除の申入をしたときは、その期間が満了した時に、その者の雇入契約は、終了する。
3 海員は、船長の適当と認める自己の後任者を提供したときは、雇入契約を解除することができる。

第四二条 期間の定のない雇入契約は、船舶所有者又は船員が二十四時間以上の期間を定めて書面で解除の申入をしたときは、その期間が満了した時に終了する。

船員は、陸上の仕事と違い特殊な仕事なので、会社ごとの就業規則にいれるのではなく、船員は強制的にしてしまいましょうということなのかもしれません。

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