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小黒健二

足の健康を守る“足と靴のアドバイザー”

小黒健二(おぐろけんじ)

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コラム

間違った対処の組み合わせで症状を悪化させることも・・・

外反母趾

2018年2月23日

外反母趾で悩まれている方の中に、間違った対処の組み合わせで返って症状を悪化させている方が見受けられます。
それは「外反母趾」の原因が良く分かっていないという事にあるのだと思いますが、結局は、もはや国民病とも言える「外反母趾」についての正しい情報や啓蒙活動が充分ではないという事の証しなのだと思います。

先日も、親指と第2指の間にクッションを挟み込むタイプの市販の外反母趾用のサポーターを装着してソックスを履き、横幅が広くて靴先のシャープなデザインの靴を履いてご来店されたご婦人がいらっしゃったのですが、親指のつけ根の腫れが酷くなり、痛みが強くなったと悩んでおられました。


「親指と第2指の間に挟むセパレーターを装着して指先を広げようとするのに対し、逆にシャープなデザインの靴先で指先を閉じ込めてしまえば、相反する作用で返って足を痛めてしまいますよ。」と私が説明すると、「えっ?、どうして?」とご婦人。
やはり「外反母趾」の原因そのものが良く分かっていらっしゃらないのだと思いました。

外反母趾は多くの場合、足の親指と小指の付け根を結ぶ線上に形成されていた「足の横アーチ」が扁平になって足の横幅が広がる「開張足」になる事から進行が始まります。

「足の横アーチ」は足指が踏ん張る足指を動かす筋力で維持されていますが、足指がスリムなデザインの靴先で窄められ閉じ込められる状態が続くと、足指を動かす筋力が低下して「足の横アーチ」を維持する事が出来なくなり、アーチ構造が荷重の負荷等で潰され、足の横幅が広がって「開張足」になってしまいます。

足の横幅は荷重の負担で徐々に広がるのに対して、逆に足指の先は自然な足先よりもスリムなデザインの靴先で窄められ続けるので、やがて足の親指や小指のつけ根の関節で「くの字」に変形して外反母趾になってしまうのです。
そして、関節の曲がり角である親指のつけ根が靴の幅で圧迫され続けると、皮膚が赤く腫れてきて痛みを生じるようになるのです。

ですから、外反母趾を改善するには、普段履かれている「靴」や「靴の履き方」や「歩き方」を見直される事が重要なのです。
具体的には、足指の先から靴先の間に1cm程の「余裕寸」が確保できる適正サイズの靴先が細くないウォーキングシューズ等を選択して、つま先の方から靴紐をしっかり締めて靴の中で足指の動きを促進する「余裕寸」が維持されるようにして履いて歩く事が大事です。
そのうえで、正しい歩き方も身につけましょう。
股関節を起点とした脚の振り子運動を意識して、つま先を上げて自然にカカトから接地するようにして歩きましょう。
カカトが接地する際には膝を真っすぐに伸ばして下さい。
視線は少し遠くに合わせるようにして背筋を伸ばしましょう。
腕を軽く振って歩くと、体が左右にブレずに安定して歩けます。

以上の基本的な対処から比べると、親指と第2指の間にクッションを挟み込むタイプのサポーターを装着してソックスを履き、横幅が広くて靴先のシャープなデザインの靴を履いて歩けば、足指の自然な動きを損ない、より指先の圧迫を高め、親指のつけ根に過度な負担が掛かって症状を悪化させてしまう事になるのです。

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