聡明な女子高校生

2014年2月1日公開 / 2014年7月17日更新

テーマ：足と靴

コラムカテゴリ：くらし

お母様と背の高い女性がご来店されました。
娘さんとおぼしき女性は身長170cm以上。
スラッとした細身をジーンズと短めのジャケットで装っていました。
履いていたのはマニッシュなエナメルの紐靴でした。

「足に合う靴を探しているんですけど・・・。」と女性。
女子大生？と思いながら、足のサイズを測ってみると25cmでした。とりあえず、女性受けする甲ベルト付きのカッターシューズを履いて頂きました。
「今、お履きになっている靴はサイズが小さいようですし、つま先が細いから足指を痛めますよ。」と私。

「そうなんです。足に合わないことは分かっているんですが、なかなかサイズが無いんですよ。」と女性。
「25cm以上の婦人靴を品揃えしている靴屋さんが少ないからねえ・・・。」と私。
「お母さんに薦められてこちらに来たんですけど、私、紐靴の方が好きなんです・・・。」と女性。
「ああ、そうでしたか。それじゃあこちらのシンプルな紐靴を履いてみますか？。」と私。

「よかったら足のカウンセリングをしますので、足の健康状態を調べてみませんか？」と私が提案すると、「ぜひお願いします。」と積極的な女性。
足を診ると、ハンマートウと内反小趾と踵骨外反による足首の回内が判明しました。それと、もう一つ、彼女はまだ高校一年生だったのです。

足の事、足と靴の関係、生活習慣が足の健康を害する原因になる事などを解説すると、とても熱心に且つ冷静に話を聞いてくれました。
「すごく興味深い話だったので、来て良かったです。」と女性。

こうして、健康靴をお作りすることになりました。
万能細胞STAPを開発した理研発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子さんを彷彿とさせるような自立心旺盛で聡明な女子高校生でした。

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