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コラム

メルトスルー(溶融貫通)

2011年6月16日 公開 / 2014年7月17日更新

テーマ:ニュース雑感

コラムカテゴリ:くらし

福島第一原子力発電所の1~3号機の現状が、メルトダウン(炉心溶融)か、それよりも深刻なメルトスルー(溶融貫通)である可能性を認めた政府ならびに東京電力。
原発事故から3か月間、「メルトダウンはしていない」「格納容器は健全に守られている」「放射能の外部放出はない」「放射能汚染水の海洋流失はない」と主張し続けてきたのは何だったのでしょうか?
事態はどんどん深刻さを増しているというのに、マスメディアの報道は事故当初の頃よりトーンダウンし続けています。漠然とした安心感さえ広がっているような気がします。

一部の専門家からは、溶融した核燃料の塊が原子炉建屋の基礎コンクリートにまで達し、そこから地面へ貫通して地下水が汚染され、やがて海洋汚染にまで広がる恐れが指摘されています。
地下の岩盤に達するようなコンクリートの遮蔽壁を設けて、メルトスルーによる地下水への放射能汚染という最悪の事態に対処しておかないと、ますます手のつけようの無い事態を招いてしまうと言うのです。
今、必死に準備されている高濃度放射性物質に汚染された水を濾過することによる循環冷却システムでさえ、まったく無駄なことになる恐れさえ指摘されているのです。
また、放射能拡散予測システム「SPEEDI」の予測に基づき、高濃度汚染が確認された避難地域には、数十年は人が住めない恐れがあると言われています。

東北地方以外にも日本の各地に点在する原子力発電所。
原発を誘致し受け入れる事で、地方の過疎化対策や雇用確保、地域経済を下支えしてきたという思いがある「原発を受け入れた地域」の人々。
「原発を受け入れた地域」のおかげで安定した電力供給を受け、生産や仕事や電化生活に活用してきた「都市部」の人々に広がる原発への危惧。
様々な利害関係による原発への評価や対応の違いが生じるのは仕方がないことですが、今こそ、将来への確かな展望に拠って立つことが、私達に求められている共通の思いなのではないでしょうか?。

 「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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