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杉山善昭

住宅ローン返済困難者を救う不動産コンサルタント

杉山善昭(すぎやまよしあき)

有限会社ライフステージ

コラム

アベノミクスで不動産が上がっても自宅の値段が上がらない理由

独り言

2013年6月12日 / 2013年8月3日更新

こんにちは任意売却の専門家,杉山善昭です。

昨年末から最近まで、アベノミクスという言葉で景気が良くなったと
報道されています。

もっとも、私達庶民レベルでは実感がありませんが、、、

さて、アベノミクスという掛け声で景気が良くなることは
本当に良いことなのでしょうか?

今日はそんなテーマで書いていきたいと思います。

景気が良くなると、株が上がります。
株が上がってくると、不動産が値上がりしていくことは
過去の動向を見ても明らかです。

しかし、「不動産の値が上がった」のであって
自分の自宅の値段が上がったわけではない。ということに注意が必要です。

「不動産の値段が上がった」=「土地の値段が上がった」という意味で、
その上に建っている建物は逆に年々、価値が低下してしまっているのです。

つまり、「土地の値上がり」>「建物の値下がり」という状態にならないと
自宅が売れる値段は上がらない。ということになります。

事例を挙げましょう。
木造の30坪の建物の場合、大体新築価格で1500万円~1800万円です。
20年で償却するとしましょう。
1500万(1800万)÷20年=75万(90万)
建物の価格減少が年間75万円~90万円なので、土地の値上がりがそれ以上でないと
ご自宅の値段は上がらない。ということになります。

この土地が30坪の場合、
75万円÷30坪=2.5万/坪
90万円÷30坪=3万/坪
となります。
土地の値上がり幅がこれ以上なら、ご自宅の値段が上がります。
現在の坪単価が100万円なら2.5~3%の値上がりで
坪単価が50万円なら5~6%の値上がりです。

かなり厳しい現実です。

さて、アベノミクスの裏側で怖い事態が現実に起こっています。
アベノリスクと言ってもいいでしょう。

それは、金利の上昇です。
大手銀行が6月から金利を上げました。

現在、変動金利で借りている方は他人事ではありませんよね。
金利の見直しが年間2回ありますので、このまま行くと
次の見直しの時には返済額が上昇します。

変動金利の場合、金利見直しの際に上昇する返済額の上限は125%までという
ルールがありますが、そもそも現在の返済から25%も上がったら
とてもじゃないけれど、返済できません。

金利が上がって、返済額が増えたのに収入は以前のままという方の為に
収入の回復が見込めない場合の解決方法という
記事を書きましたので、ご興味がある方はご覧下さい。

この記事を書いたプロ

杉山善昭

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