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コラム
時期によって銀行の督促の強さが変わる理由
2013年7月2日 公開 / 2013年8月3日更新
こんにちは任意売却の専門家,杉山善昭です。
最近銀行から返済の要求が厳しくなっていませんか?
昔は「何とか払ってください」と優しく連絡してきた
最近では「このままだと、法的処理をさせていただく」と
強気の請求をしてくる銀行が増えているなと実感します。
銀行は常にお金を借りたり、貸したりしています。
「銀行がお金を借りる?」と不思議に思うかもしれませんが
銀行は間違いなくお金を借りています。
預金者が預けたお金は、「銀行に貸したお金」です。
話を元に戻しましょうね。
銀行はお金を貸しているわけですから、当然貸し倒れになる場合もあります。
貸し倒れになると、銀行は損をしますが貸し倒れになったお金は
ある処理を経て「損金処理」をします。
損金処理をすると銀行の利益が減少しますので
黒字が出るか、出ないかという赤字すれすれの時には
損金処理をしにくくなります。
逆に、利益が十分に出ている場合、損金処理件数は増加し
不良債権はどんどん処理されていきます。
アベノミクスという経済政策の影響で、世の中の株価は大幅に上昇し
企業が持っている株の含み資産も上昇しました。
つまり、今は損金処理がしやすい状況といえます。
さて、損金処理がしやすい状況下で、銀行は住宅ローンの延滞者にどういう
態度で接するでしょうか?
態度が厳しくなっても不思議ではありませんよね。
これが、「最近銀行の督促が厳しくなった理由」の一つです。
そして銀行の住宅ローン督促が厳しくなった、もう一つの理由という記事を書きましたので、ご興味がありましたらご覧ください。
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