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杉山善昭

不動産任意売却の専門家

杉山善昭(すぎやまよしあき) / 不動産任意売却コンサルタント

有限会社ライフステージ

コラム

弁護士に依頼したのに失敗したという相談

2011年12月16日 公開 / 2013年1月26日更新

テーマ:任意売却

コラムカテゴリ:住宅・建物

今日は町田で仕事でした。
町田は飲食店も沢山あり
どこで食べようか楽しみにしていたのですが・・・

時間がなくて
早くて安くて美味しい吉野家になってしまいました。
吉牛好きなので良いといえばよいのですが(笑)

さて、先日ご相談を受けた話を今日はご紹介しますね。
弁護士に相談しようと考えているあなたは要チェックです。

この相談者は複数の不動産を所有していました。
景気のよいときはかなり、羽振りも良かったそうですが
昨今の景気の悪化で業績が悪くなり、支払に困窮することに
なってしまいました。

諸々の事情で、所有する中で一つの不動産だけは
残しておきたいということで弁護士に依頼をしていたそうです。

この依頼者の希望は特定の不動産を残すこと。
その為には債権者と債権についての交渉を行い
融資の返済についてリスケをしなければなりません。

途中の経緯は省きますが、一切の連絡もなく
挙句の果てには、競売開始決定の通知が相談者の元に届いたのです。

ここまで事態が悪化して、人の紹介で私に相談が持ち込まれました。
詳しくいきさつを聞くと、その弁護士に依頼したのはもう1年前。

その時点で既に手遅れに近い状態で、とても希望する不動産を残すことなど
できはしない常態だったと思われます。

ちなみに弁護士が債務整理の関与をすると、銀行は
競売の申立がしにくくなります。

その銀行が競売を申し立てたということは・・・
この弁護士と交渉をしても解決しない。と銀行が判断したということです。

話を元に戻しますが、既に手遅れに近い状態で
この弁護士は何故、受任したのでしょうか?

私どもは、成功報酬なので仕事が成功(処理が完了)しないと
報酬がもらえません。

その為、プロセスはどうであれ、最終的に依頼者の要望を
達成させることに注力します。

しかし、弁護士は着手金+報酬という料金体系が多く
仕事が成功しなくても、着手金を返還する責任はありません。

出来ない仕事でもお金が入る仕組みなのです。

着手金が目的では・・・と感じてしまいます。

医者も医師免許があれば、産婦人科でも脳外科でも出来てしまいます。
しかし医者はこのようなことはしません。

しかし、弁護士の業界では不慣れな業務でも受任してしまうという
こともよく耳にします。

債務整理は債務整理に精通した弁護士に依頼することが一番です
納得いくまで、よく話を聞き判断されることをオススメいたします。

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杉山善昭

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杉山善昭(有限会社ライフステージ)

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