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コラム
執行官が「あと半年程度先」と言っていたのに間に合わなかった話
2011年9月18日 公開 / 2013年1月26日更新
9月も中盤なのに暑いですね。
先日出版した本のイベントで徹夜が続き
朝6時出勤ができていません。
40過ぎの体に徹夜はキツイです(笑)
さて、今回は
残念ながら救済できなかったお話です。
お問い合わせいただいたのは、9月14日。
取り合えず状況を伺うと、以前もお電話いただいた方でした。
そう、3ヶ月程前です。
以前お問い合わせをいただいた時は、
ちょうど裁判所から執行官が来て、室内の写真を撮っていった頃でした。
その時に私はあと3ヶ月程度で入札開始になってしまうので、
もし売却して借り入れの清算を望むなら、急がないと
間に合わないかもしれませんと申し上げました。
この時は、相談者が「よく考えて連絡します」と言って
話が終わっていました。
それから3ヶ月。
相談者から久しぶりに連絡があり
「売りたいんです」という。
「間に合うかな」・・・と調べてみると
横浜地方裁判所本庁管轄で9月21日からの入札開始。
絶望的。
借入れ状況、債権者の数、売却見込み額を考えるととても無理。
「残念ながらお力になれません」とお答えした。
少しの雑談の中、今まで結論を先延ばしにしていた訳、
についての話になりました。
すると、執行官が来た際に
「出て行かなければならないのは、半年先くらいです」と言ったので、
この相談者は半年の間になんとかすればよいと思ったそうなのです。
不動産コンサルタントの話と執行官の話
そりゃ、執行官の話を真に受けても仕方がないですよね。。。
確かに無駄な抵抗などをすれば、半年程度先に延ばせる可能性は
あります。
しかし、先延ばしすることで良い事はほとんどありません。
そして、競売手続きのストップと執行官がいう立退きの期日は
別物なのです。
こうした誤解を招く言い方が、助かる人まで助からない温床になっています。
一般の方は裁判手続きに慣れていないのです。
確かに競売手続きは裁判事件の手続きです。
しかし、裁判所の関係者はもう少し親身に説明できないものでしょうか?
裁判所の中に「良く分かる競売手続き」みたいな
コーナーができると良いのですが。。。
執行官が来て大変なので任意売却の無料相談をしてみる
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