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大根田笑子

日々の食事で体質改善するための薬膳を伝える国際中医薬膳師

大根田笑子(おおねだえみこ)

薬膳教室 胡桃の庭

コラム

40歳からの薬膳 ①体を温める食べ物とは?

薬膳の基礎知識

2018年6月15日 / 2018年6月18日更新


薬膳とは中医学をもとにした「食養生法」

「薬膳」と聞いて、みなさまは何をイメージされますか?

何か薬が入ったお料理のこと?
クコの実が入っているお料理?でしょうか。

薬膳とは、簡単に言えば
「中医学を基礎にした、身体の不調や体質を改善するためのお料理」のことです。

比較的軽い不調であれば、強い作用を持つ「薬」よりも、
穏やかな作用の「身近な食べ物」の方が、むしろ体には合っています。

スーパーの食べ物と言えど、薬と同じようにそれぞれに薬効(薬よりは穏やかな作用)があり、
使うべき場面で使えば、ちゃんと役立つ力をもっているのです。

40代からの健康は「プチ不調」を見逃さないこと

30代までは大きな不調は感じなかったのに、40歳を迎えると色々な変化に気づきます。
体が疲れやすくなった、お肌の調子が以前とは違う、肌や髪が乾燥する、体が火照るなど…
人それぞれの“かたち”としてでてきます。

「病気ではないけれど、実は気になる不調がある」という状態を、中医学では「未病」と呼びます。
今起こっている症状は、体内のバランスの崩れを表す“サイン”というわけです。


ところが症状が軽い、いわゆる“プチ不調”の場合は、病院に行くほどでもないので、
案外そのままにしている…ということも多いのではないでしょうか?

そしてそのまま時が過ぎ、やがて本格的な症状が出てくる…というパターンです。

できれば、体がサインを出した「初期段階」で手を打てると、結果はもっと変わってくるはずです。

こんな時、薬膳の知恵が大きな助けになります。
これから薬膳の基本的な考え方を紹介していきますので、よかったらひとつの参考にしてください。

【重い不調の場合は…】
薬が必要になるケースも多いため、医師や専門家へ受診することをおすすめします。
そのうえで、治療方針に合った「薬膳」で食養生してください。そうすると、治りも早くなります。

食べ物の性質① 「温めるもの」と「冷やすもの」がある

薬膳では五性(四気)というモノサシがあり、すべての食べ物を「熱性」「温性」「平性」「涼性」「寒性」で分けています。

「熱性」「温性」は体を温めるもの、「涼性」「寒性」は体を冷やすもの、「平性」はどちらでもないものです。
薬膳では食べる人の状態によって、これらの性質を使い分けます。

冷えている人は温性と熱性を多めに、
火照りがある人は寒性と涼性を多めに、
平性はどちらのタイプにも合う。
というのが、基本的なロジックです。

温熱性の食べもの

例えば、下の写真は温熱性の食べ物です。
これらは体を「温める」食べ物であり、「機能を活性化する」方向の食べ物ものとしてイメージしてみてください。

他には、鶏肉 羊肉 海老 もち米 栗 くるみ にんにく 山椒 ヨモギ 
紅茶 シナモン 酒 ワイン 焼酎 酢 黒砂糖なども「温熱性」です。

冷えている人は、基本的にはこれらの食べ物が合っています。

【注】あなたの「冷え」は、そもそも何が原因?

ただし「冷え」ということで言えば、原因はいくつかあり、それは人によって異なります。
原因によっては「温熱性の食材」だけでは解決しないこともあります。

例えば、血の絶対量や血の巡りに問題がある場合は、単に「温熱性の食材」を食べるだけでは冷えを解消することは難しいと思います。

もちろん、温熱性の食材を知ることは大切なのですが、
冷えが半ば体質化している場合は「なぜ冷えるに至ったか?」を考えることが、本当の冷え対策の第一歩となります。

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