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事業承継のポイント⑤黒田官兵衛に学ぶ、成功する事業承継

2020年2月22日

テーマ:事業承継のポイント

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 経営戦略事業承継問題働き方改革

こんにちは中小企業診断士の鈴木崇史です。

前回は事業承継のポイント③事業承継税制と④事業承継補助金の使い方をお伝えしました。

金額に絡むものなので分かりやすいですね。

さて今回はもっとも重大なテーマかもしれません。

後継者の選定と育成です。

1995年の社長の平均年齢は47歳でした。
事業承継に直面していた企業は少数でした。

2015年はなんと66歳と19歳も「高齢化」しているのです。
多くの企業が事業承継を考える段階にあるのです。

「大承継時代」がこれからスタートするわけです。どのように乗り切ればいいでしょうか。

ここで、やはり人間考えるのは過去の事例から学ぶことです。賢人は歴史に学ぶといいます。
経営者の交代が大きな問題となるは日本史では明治時代以降ですので
まだまだ歴史が浅いと言えます。

それ以前は武士の時代ですので将軍家や大名の世代交代の事例は豊富にあります。

私がこれからご紹介したいのは数少ない代替わりの大成功例です

ここから先は2月6日のセミナーで初めて発表した内容です。

戦国時代を終わらせたのは天下人:豊臣秀吉ですがその軍師が黒田官兵衛です。
その功績を認められ中津城12万石を与えられた大名です。

その後、関ヶ原の戦いを経て江戸時代の藩が成立します。
ここで黒田家は福岡藩主となり52万石を治めることとなります。

しかし、この時の黒田家当主は有名な黒田官兵衛ではありません。

関ヶ原の戦いで徳川家康から抜群の功績とたたえられたのは
長男の黒田長政です。

ここで考えられることは、親子2代優秀だったのだろうということです。
そうかもしれません。しかし、黒田家には現在にも生かせる「事業承継の仕組み」があったのです。

事業承継の仕組みを持った戦国大名は他に知りません。ご存知の方がいらっしゃれば是非教えてください。

その仕組みとは「異見会」という会議体です。今でいう取締役会でしょうか。

それでは次回、、この異見会の中身を解説し、それを現代にどのように生かすかをご紹介いたします。

この記事を書いたプロ

鈴木崇史

起業・融資・補助金・事業承継の認定専門家

鈴木崇史(合同会社SDGs経営サポート)

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