親が亡くなって、少し時間が経った頃。
気持ちが落ち着いたら片づけようと思っていた実家でしたが、いざ向き合おうとすると、何から手をつけたらいいか分からず…
部屋に入るたび、懐かしさと寂しさが込み上げて、結局何もできないまま時だけが過ぎていきました。

そんな時にKAIYAさんの存在を知り、思い切ってお願いしてみました。
正直、最初は「誰かに入ってもらうなんて大丈夫かな…」という不安もありましたが、
KAIYAさんは、こちらの気持ちに丁寧に寄り添ってくださり、無理に急がせることもなく、本当に穏やかな空気で進めてくれました。

思い出の品や、何十年も前の手紙や写真――。
手に取るたびに涙が出てしまい、作業が止まることもありましたが、KAIYAさんはそっと待ってくれて、
「これは今はまだ手放さなくていいですよ」と言ってくれたその言葉に、とても救われました。

片づけを通して、自分の心の整理も少しずつできていったように思います。
“片づけ＝捨てる”ではなく、“感謝とともに区切りをつける”ことなんだと、今回初めて知りました。

今は、必要なものだけが残った、静かであたたかい空間になりました。
寂しさの中にも、前に進むための一歩を踏み出せたような気がします。

「誰かに手伝ってもらう」という選択に、最初は戸惑いもありましたが、KAIYAさんで本当によかった。
心から、感謝しています。