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福山恵美子

手軽なアートの力で人の心を癒やすセラピスト

福山恵美子(ふくやまえみこ) / アートセラピスト

アトリエ「心のお絵かき」

コラム

誰でもできるアートを使ったストレスケア実践マニュアル

2021年1月9日 公開 / 2021年1月11日更新

テーマ:アートセラピー

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: メンタルヘルス 対策プラス思考 トレーニングアンガーマネジメント

1.コロナ禍の中での様々な感情

コロナ禍の中、一つ屋根の下で家族といる時間が増えた、外出自粛で自由に外出して友人とおしゃべりすることもままならない・・・ こんな日々が毎日続けば、ストレスを感じることが当然増えることでしょう。
家族の言動に腹を立てたりイライラしたり。また、テレビなどを見ながら、社会全体への怒りやいらだちを感じることもあるかもしれません。
そんな時、周囲の誰かに怒りやいらだちをぶつけたらどうなるでしょう。周りの人もそしてあなた自身も、きっと傷ついてしまうことでしょう。これは避けたいことですね。
あるいは、自分の中で膨れあがってくる怒りやイライラをひたすら我慢して、自分の中にため込んでしまったら、どうなるでしょう? いつか大爆発するかもしれません。病気になってしまうかもしれませんね。これもぜひとも避けたいことです。

2.落書きで気持ちを発散

アートセラピーでは、こんな時、絵を描いて感情を発散する方法があります。
絵を描くといっても、手の動くままに描く落書きの様な絵で十分です。
紙も画用紙でなければコピー用紙等でもかまいませんし、クレヨンが無ければ色鉛筆でもよいでしょう。ただ、色は何色かあった方がよいかなと思います。

3.自分の感情を紙の上に表現する手順

まず、怒っている、あるいはイライラしている自分の気持ちに意識を向けます。「あの人が私を怒らせた」「あの人が私をイライラさせる」と外へ向いていた気持ちを自分の方に向けるのです。ここが大事です。心のベクトルを自分の方に向けるのです。怒っている、イライラしているのは「あの人」ではなく「私」なのですから。
そして、その「怒り」や「イライラ」は、色にしたら何色だろう(一色とは限りません。3~4色くらいの色が必要かもしれません)、形にしたらどんな形になるだろう? と思いながら自由に手を動かし描いていきます。
こんな感じ、いやもっとこんな感じ・・・ と描いている内に、どんどん色が濃くなり、線もぐちゃぐちゃに絡まってくるかもしれません。手に力が入りすぎて、紙に穴があいてしまうこともあるかもしれませんね。それでOKです。
言うまでもなく、これは誰かに見せるための絵ではありませんから、うまく描けたとか、上手下手などはまったく関係ありません。安心して、自由に心ゆくまで描いて描いて描きなぐってください。

私が描いたイライラの絵
「イライラ」の絵
私が描いた怒りの絵

4.あなたが描いた絵がもたらしてくれるもの

まずは、夢中になって描くことで、心の中にたまっていたものが紙の上にはき出されて、スッキリ感を少なからず味わえると思います。
次に、描いた絵を1メートルほど離して見てみてください。そして、「ああ、怒っている時の自分の内側ってこんな感じなんだ。」「自分はイライラをこんな風に感じているんだ。」など感じてみてください。「汚い絵・・・ こんな自分は恥ずかしい。」「暗い色・・・ 私って暗くてダメな人間なんだ。」などとは思わないこと。ただただ画用紙の上の絵を、他の誰の者でもない自分のものとして眺めてみてください。
絵を眺めながら感じたこと、思ったことなどをどこかに書き留めるのもとてもよいことです。これは、自分の内側を客観視し、落ち着きを取り戻すことに役立ちます。

5.紙の人形を使い、さらに一段自分の内面を客観視する

適当な紙を、3~5cmくらいの人の形に切り抜きます。面倒でしたら、丸い形などでもかまいません。これを自分と設定します。そして、その紙の「自分」を、先ほど描いた怒りやイライラの絵のどこか好きなところに置き、眺めてみます。
怒りやイライラのただ中にいる自分を見つめて、どんな気持ちがわき上がってくるか感じてみましょう。次に、その紙の自分に、今ここにいる自分が声をかけてあげるとしたら、どんな言葉をかけてあげるかを考えて、紙に書き出してみます。
どんな言葉が出てきましたか? 「怒ってるんだね。」「イライラしてるんだね。」「ホント、いやになっちゃうよね。わかるわかる。」「そこにいたら気持ちいい? まだいたい?」「それ以上そこにいると、くたびれてしまいそうだから、そろそろ離れようか。」などなど、いろいろ出てことでしょう。
できるだけ、自分をやさしく受け入れ、励ましたり、落ち着かせてあげられる様な言葉を、たくさんかけてあげられるといいですね。

イライラの絵に人形を置きました

怒りの絵に人形を置きました

6.まとめ 自分の感情と上手に付き合いましょう

日々生きていれば、様々な感情が出てくるのは当たり前ですし、逆に、何の感情も無く平坦に生きているとしたら、ロボットみたいで不自然です。様々な感情が湧くのは、人間としてきちんと生きている証拠と言っても良いかもしれません。よくネガティブな感情は悪く、ポジティブな感情は良いなどと思われていますが、この意味において感情に良い悪いはないと思っています。どの感情も必要があって存在しているのです。
ただ、自分が発する感情に呑みこまれて、周囲に当たり散らしたりして周りの人を傷つけたり、その後そんな自分に罪悪感を感じ自分自身が傷ついたりということになると、これはつらい話です。
そんなふうになりそうになった時は、このワークをやってみてちょっと離れたところから自分の内側を客観視してその自分に声をかけてあげることができると、落ち着きを取り戻し、楽になるのに役立つかなと思います。
「怒り」や「イライラ」だけでなく「不安」や「孤独感」などで行うこともできます。また「ワクワク」や「安らぎ」などの心地よい感情を感じながら楽しく行うこともできます。

私が描いた不安の絵
「怒り」の絵
不安の中で私は溺れそうな感覚になっています
「怒り」の中の人形
私が描いたワクワクの絵
「喜び」の絵
私が描いた安らぎの絵
「安らぎ」の絵

例として私の描いた絵を掲載しましたが、皆さん表現はそれぞれだと思います。この例にこだわらず自由に描いてくださいね。
気持ちが煮詰まってしまった時、ぜひやってみてください。

この記事を書いたプロ

福山恵美子

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