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時任真幸

アスレティックトレーナーとしてスポーツを支えるプロ

時任真幸(ときとうまさき)

神村学園専修学校

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コラム

突き指の応急処置とアイシング時に注意すること

【概要】
突き指は球技やコンタクト系スポーツに多い手の指のケガです。
突き指には打撲から骨折まで幅広い症状があります。
その応急処置は出来るだけ早く患部を冷やすことですが,冷やし過ぎないように注意して同時に指が動くかどうかや脱臼していないかどうかの確認もして下さい。

突き指2


突き指が多いスポーツとは


指にボールが当たって痛みを感じた時に「突き指をした」と言いますが,突き指という医学用語はありません。
突き指は指の打撲や捻挫,脱臼,靭帯損傷,軟骨損傷,腱損傷,骨折などが含まれます。

突き指が多いスポーツは,野球,バスケットボールやバレーボール,ハンドボール,ラクビー,ドッジボールなどの球技です。
球技以外に柔道や空手,相撲,レスリング,ボクシングといった1対1で競技するコンタクト系スポーツでも起こります。
ハンドボールやラグビーは球技要素に加え,コンタクト要素も多く,この時に受傷することが極めて多いといえます。

突き指をした時に,指先の方向へ向かって引っ張ろうとしますが,これは間違った応急処置です。これは,脱臼に対する整復処置となり,医師や柔道整復師にしか認められない行為となります。脱臼か亜脱臼かの判断も大変難しいですし,脱臼に骨折が併発していることもあります。痛みが尋常ではないため,はやく整復してあげたいところですが,軟骨損傷や骨折を悪化させる可能性もありますので,専門家にお任せしましょう。

突き指1


突き指も手足の捻挫や骨折と同様,まず患部を安静にしアイシング(冷却)して痛みをとることが大切です。

突き指の応急処置


突き指の応急処置は,その他の部位のスポーツ障害の応急処置と同じくRICE療法が基本です。
安静にする,アイシング(冷やす),圧迫する,拳上するの4つの手当てをできるだけ早く行うことが早期回復への近道となります。

突き指で指が腫れている時は,指関節の靭帯組織や微細胞組織は部分的に断裂をして内出血している可能性があります。
アイシングをすれば血管が収縮し,患部への血液の出血を最小限に抑えられるので指のケガの悪化を防ぐことができます。

突き指の応急処置では冷やしすぎると凍傷になってしまうので,様子をみながら指を動かしてみることも忘れないで下さい。
また,細かい部分でアイスパックが使いづらいので,小さめのビニールに氷を細かく砕いて入れ,損傷部分に優しく当ててください。
まず負傷しなかった反対の手の指でグーパー運動などをしてみます。
その後突き指した指を動かし,負傷した時より動いているようならアイシングを終了します。

その後添え木やテーピングなどを使って指を固定します。
そして患部を心臓よりも高く上げておく拳上を行います。
応急処置が済んだら医師の診察を受けて下さい。

再発しやすい突き指は応急処置が回復のカギ


突き指3


もし突き指をしたら出来るだけ患部を冷やす応急処置をとります。
痛みがなくなり内出血が収まれば患部を固定して安静を心がけ,今度は患部を温めて血行を促進し自然治癒力を高めるようにします。
的確な応急処置が回復を早め再発を防ぎます。

突き指は,球技系のスポーツでは頻繁に起こり,同じ人が同じ箇所を何回も傷めることもよくあります。
「突き指がクセになった」という言葉がありますが,これは関節を固定している靭帯が緩くなっているために強い力が何回も加わることで突き指を再発させてしまうことを言います。

もし突き指をしてしまったら,治療後は,テーピングで手の指を補強しておくことで再発を防ぐことが出来ます。

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