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時任真幸

アスレティックトレーナーとしてスポーツを支えるプロ

時任真幸(ときとうまさき)

神村学園専修学校

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コラム

アスレティックトレーナーになるには?どんな人が向いているか

みなさん,こんにちは。
昨日は大分県で第39回専門学校体育大会九州ブロック大会大分大会が開催され,私の勤務先である神村学園専修学校からはソフトテニス女子団体・個人(ペア),テニス女子団体,卓球女子団体,剣道個人男女4名,鹿児島県選抜として剣道男子団体が出場し,引率してきました。
その中で,ソフトテニス女子団体が優勝(2連覇),剣道男子団体が準優勝,剣道男子個人3位,卓球女子団体3位と好成績を収めてくれました。
本日もソフトテニス女子個人が出場しています。昨年度優勝の実力者ですので2連覇目指して頑張って欲しいです。

さて,本日のお題は「アスレティックトレーナーになるには?どんな人が向いているか」です。

【概要】
アスレティックトレーナーになるには,知識や技術の習得だけでなく,常に競技者のことを第一に考える思いやりも必要です。
そのためには選手を支えるチームスタッフ達とのと密接なコミュニケーションが取れる能力も必要になります。

【本文】

アスレティックトレーナーになるには「思いやり」が大切


思いやり


アスレティックトレーナーに必要な勉強や技術を学校で優秀な成績で修めたのに,いざ就職して現場で働くようになったら上手くいかないことはよくあります。
何が足りないのでしょうか。

このようなケースでありがちなのは,自分だけの仕事に夢中になってまわりが見えていないことです。
仕事は,自分のまわりにいるさまざまな役割を持つスタッフたちと連携し力を合わせて目的を達成することです。
アスレティックトレーナーだけに限らず,自分のご都合主義で仕事をすることはできません。

アスレティックトレーナーの仕事の目標は,選手の最高のパフォーマンスを引き出すこと。
そのために選手の身の回りを世話する人達と一体となり,協力しながら自分の役割をこなします。アスレティックトレーナーの立ち位置,存在とは何か。活動の場がパフォーマンスの発表の場であるとすれば,プレーヤーは主役であり指導者はもちろん,アスレティックトレーナーは脇役・黒子に徹すべき存在です。しかし,治療者やトレーニング指導を通して,「上から目線」になってしまい,プレーヤーファーストの考えを無意識的に忘れてしまうこともある。このような時に,周りのチームスタッフとの協力が必要です。

仕事を進めるにあたり,競技者に対してはもちろんのこと,自分と同じ立場の他のスタッフへも思いやりの心を持ち,常に相手の気持ちを優先する心構えが必要です。

アスレティックトレーナーになるには「知識」と「技術」が必要



勉強するトレーナー


アスレティックトレーナーになるには,常に競技者の状態を的確に把握し状況に応じたサポートが必要です。
体調を見極めるための医学的知識やケガの早期回復と競技復帰を目指すアスレティックリハビリテーションのノウハウ,心理学や接遇に至るまで,他の職業でもこれほど多岐に渡る知識を事前に学ばなければならない職業は多くはありません。

資格認定試験を受ける前に学習する内容は相当な量になるため,この職業を目指す場合は大学か専門学校で数年勉強し同時に現場での実践経験も積みながら受験準備をします。
私の考えでは,安定した収入を得るためにも,社会的信頼を得るためにも,アスレティックトレーナーを目指す方は,理学療法士や鍼灸師,柔道整復師等の国家資格を取得され,数年の臨床経験やスポーツ現場での経験を積んだ上で,日本体育協会公認アスレティックトレーナーを取得されることをお勧めします。
手前味噌にはなりますが,理学療法士は病院等で医師と連携しながら治療を行いますので,スポーツ選手の競技復帰に向けた医師との連携という点においては有利になると考えています。

アスレティックトレーナーになるには「コミュ力」が不可欠



コミュニケーション


選手がアスレティックトレーナーだけにケアの時間に話してくれる悩みや相談などもあります。これは,対応が難しく話を聞いてあげるだけ,いわゆる「傾聴」するだけで聞いてもらえた安心感から解決する場合もあれば,あなただけにしか言えないけれど,とても苦しんでいて指導者に伝えて欲しいという「サイン」を出している場合,身体のことについて適切なアドバイスが欲しい場合など様々です。
これらの要求を的確に判断し,対応しなければ選手からの信頼は得られません。

苦労して認定試験に合格した後も,実際に仕事を始めればさまざまな困難にぶつかります。

競技者との相性が合わず,こちらのアドバイスを素直に受けてもらえないことや,相手のわがままに振り回されることもあるでしょう。
またサポートスタッフ達との連携が上手く行かず,自分が理想とする仕事が実現できないストレスを溜めることもあります。
特に,監督はチームディレクターであり,予算等を管理しているフロントスタッフと協働しながらグランドデザインを描いています。その考えを理解するには相当のコミュニケーションと現場経験が必要になります。先にも書いたように自分の仕事の理想像だけではチームに必要なアスレティックトレーナーにはなれないでしょう。

これらの悩みは,アスレティックトレーナーだけに限らず社会生活を始めた人にとってはよくあることと認識し,自らを振り返ってよりよい仕事ができるような環境を作っていかなければなりません。

そのためには,競技者やサポートスタッフ達との密接なコミュニケーションが不可欠になります。
どんなことでも疑問に思うことは質問し,わからないことは教えてもらうようにしましょう。
そして,自分の仕事以外のことについても関心を示し必要に応じて協力するようにしましょう。
このようなコミュニケーションを通じて,互いの信頼関係を築くのがアスレティックトレーナーへの第一歩です。

この記事を書いたプロ

時任真幸

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