まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ香川
滝口耕司

遺産相続の問題をあらゆる観点から解決に導くプロ

滝口耕司(たきぐちこうじ)

滝口・上枝法律事務所

お電話での
お問い合わせ
087-821-7801

コラム

遺言の効力に疑いがある例

相続人の間で遺言書の効力に疑問が!?

被相続人の死後、遺言があることが分かると、原則、遺言の記載にしたがって誰かが遺産を取得することになり、相続人間で遺産分割協議も行われません。しかし、その効力に疑問をもつ方がいるかもしれません。特に、ご自身に不利な内容の遺言が見つかった場合、その方は、遺言の効力に疑いをもつでしょう。そのような場合、形式的な要件(主に自筆証書遺言の場合)、遺言能力について、それぞれ検討を加えていき、有効性を検討していきます。相応の根拠から、遺言の効力に疑いがあると考えれば、遺言無効確認訴訟を提起することを考えることになります。
では、具体的に何を検討していけばいいのでしょうか。

公正証書遺言では、遺言者の遺言能力が争点

公正証書遺言の場合は、まず、遺言がなされた日時を確認してください。どんなに古くても、新しい遺言がない限りは、その遺言を検討することになります。そして、その日時に、遺言をされた方が、どういう状況にあったか確認してください。例えば、その頃、すでに認知症が進んでいておよそ物事の判断ができないはずであったという時期であれば、遺言能力が失われていた可能性があり、遺言の効力に疑いがあるといえます。介護施設の入所記録や病院のカルテ、介護保険の要介護度認定の記録等に、遺言者の状況を客観的に判断した記録が残っているはずです。もし訴訟手続きを進める場合は、これらを取り寄せ、遺言者が自らの意思でそのような遺言を作成することが医学的に見て難しいことを証明することになります。

自筆証書遺言では、複数の要素を確認

自筆証書遺言の場合も、遺言がなされた日時を確認し、その頃、遺言をされた方の判断能力がどうであったか確認してください。遺言能力が失われていたといえれば、遺言の効力に疑いがあるといえます。
また、自筆証書遺言の場合、「自書」しなければなりません。そのため、例えば、遺言がなされた日時に、利き手の手指に障害があって、自書できたはずはなかった、というような事情があれば、「自書」していない可能性があります。
そして、遺言の内容に不明な部分がある、例えば、遺産すべてを特定の一人に渡すような記載がある一方で、Aさんに対して、相続人全員で平等かつ円滑に処理して欲しいというような記載もある場合、誰にどのように分けるべきかはっきりせず、遺言者の意思もくみ取ることができません。
このような場合、遺言の効力に疑いがあると考えられるでしょう。

この記事を書いたプロ

滝口耕司

滝口耕司(たきぐちこうじ)

滝口耕司プロのその他のコンテンツ

Share

滝口耕司プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
087-821-7801

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

滝口耕司

滝口・上枝法律事務所

担当滝口耕司(たきぐちこうじ)

地図・アクセス

滝口耕司プロのその他のコンテンツ