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コラム
補聴器、ちゃんと乾燥してないと・・・?
2021年1月16日
新年あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い致します。
本日は補聴器の乾燥不足による故障についてです。
実は、ここ10年ほどで補聴器の湿気による故障というのは大幅に少なくなりました。
補聴器の本体に防水・撥水加工が施されるようになり、少しの水気くらいなら壊れにくくなったからです。
とはいえ、、、補聴器の修理をお預かりする原因の中で最も多いのは変わらず水気による故障です。
ここで「なんとなく水気に弱いのは想像ができても、どこがどういう風に悪くなるの?」という方もいらっしゃると思うので、本日はいくつか参考例をご紹介したいと思います。
「湿気による故障例」
1、電池ケースの中がサビて、電力が上手く伝わらない
→汗や空気中の湿気などで電池を出し入れする部分に抹茶色のサビが出ます。音が出なくなったとご相談いただく方の3割くらいはこの原因です。サビが出ると電池からの電気がうまく補聴器に伝わらなくなり、結果的に音が出ないということを招きます。
そのままにしておくと、電池ケースだけでなく補聴器の中身までサビが進みショートしてしまって修理代が一気に高くなることもありますので、掃除してみましょう。
アルコールタオルなどで綿棒の先を少し湿らし、優しくサビを撫でていくのがお勧めです。
2、湿気によるショートで補聴器のボタンが効かない
→この場合、メーカー修理になります。1週間余りのお時間と5000円〜10000円程度の修理代のことが多いです。
3、補聴器のチューブに水が溜まって音が出なくなる
→耳掛け型の大きめの補聴器のみに起こる症状です。透明のチューブの中にある空洞部分に水が溜まり、音が出なくなります。
この場合、専用の機械で水を吸い取ればすぐに直ります。
お店へ行くことが難しい場合はチューブを補聴器から外して、エアダスターなどで中の水を吹き飛ばせば改善します。
4、レシーバー(小型補聴器の先端部分の音が出るところ)が壊れる
→洗濯してしまった、お風呂につけてしまったなどで、故障箇所で疑うのはこの順番です。
1、レシーバーの故障(付け替えてみて音が出るようになるか)
2、電池のショート(電池を交換してみて音が出るようになるか)
3、本体の乾燥(プロ用の真空乾燥機にかけ、音が出るようになるか)
補聴器ににもよりますが、多くはこの3つのどれかが原因で、しっかりと乾燥をしてあげることで問題なく使えることが多いです。
5、補聴器本体の故障
→水が入って時間が経っているなどの場合には補聴器の部品自体が壊れていることが多いです。この場合はメーカー修理になり、費用は数万円になります。
以上です。
毎日のメンテナンスとして、
・使わない時は乾燥剤に入れる(充電式の場合は別売の乾燥機を準備してください。)
・乾燥剤は夏場3ヶ月、冬場6ヶ月のめどで交換する
・汗をかいた時はサッとティッシュで拭く
・洗濯してしまったなど急場の際には電源を切ってなるべく早く販売店に相談する
をよろしくお願い致します。
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補聴器は機械なのでどういうものかわかりにくい方も多いと思います。
お気軽にお電話くださいね。きちんと説明させて頂きます。
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