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小山真梨

子どもの自尊心が輝き出す音楽教育のプロ

小山真梨(こやままり) / 音楽家

小山真梨音楽教室

コラム

鍵盤ハーモニカの導入の際、特に注意する点

2020年12月15日

テーマ:幼児音楽教育指導者養成

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 児童発達支援ピアノレッスン

こんにちは。
幼児音楽教育アドバイザー 小山真梨です。

さて、この時期多くの幼稚園や保育園で生活発表会が開催され、
先生方も慌ただしくお過ごしかと思います。

私の契約させていただいているこども園さんでの鍵盤ハーモニカや合奏の指導で、
とても楽しい時期を過ごさせていただきました!

園長先生を始め、主任先生や担任の先生には
「鍵盤ハーモニカの指導法には目からうろこでした!」
と喜んでいただき、
本番も子供たちはとっても上手に弾き、
鍵盤ハーモニカが苦手そうに見受けられる子はいなかったそうです。

保護者の方にも大変喜んでいただけていたそうで、
講師養成講座を受けてくださっている先生にもお伝えしているうちの一つを
こちらでシェアさせていただきますね。

特に私が注意していう点の一つに
【特に最初の導入で、すべての生徒さんが教えている内容についてこれている】
というのがあります。

講師養成講座のお問い合わせで先生方のお悩みをお聞きして、
確認のために導入の一番初めからの流れを確認させていただいたところ、
「園児さんが楽しそうにしていない「」
「園児さんが練習を嫌がる」
「園児さんが話を聞いてくれない」
等のお悩みを持つ先生がた100%の割合で導入段階で不足していることがありました。

どの先生も、みんなが楽しく、全員がついてこれるように・・・としっかり考えていらっしゃるのですが、
私の導入法をお伝えさせていただいたところ、すべての先生が
「あ・・・はじめにしっぱいしちゃってますね・・・^^;」
とおっしゃられます。

ポイントは、
『子どもは何にも知らない』です。

私たち大人とは経験値も違いますし、
知ってる言葉だって全然違うのですよね。

極端な話をすれば、
子どもたちは練習の際「今」しか感じていません。
いつ発表会があってそれまでに頑張って仕上げないと…
なーんて1ミリも考えていませんし、
まだそういった脳の発達段階に達していないのですよね。

ですが、私たち大人は、
仕上がった状態を目標にして、
いろいろと逆算して準備して指導します。

それもとっても必要なのですが、
実はその逆算して取り組み始める前の段階の存在を見落としてしまっているパターンを多く目にします。

まずは、
音の長さ・息をふく事・音名・指の独立など、
鍵盤ハーモニカをふくために必要な要素を
小分けにして体験させてあげ、
子どもたちが楽しく、簡単だと感じてもらう土台作りに着目してみてはいかがでしょうか?

支援を必要としている園児さんも、
このポイントをしっかり押さえるだけで、かなり弾ける状態になっています。

講師養成講座では、上記の件についても、
もっと詳しく講座受講していただくことができ
子どもたちの様子に合わせて指導案をさっとその場で作れてしまう先生
となっていただけます。

教え方がわからないと悩んでいる状態
から
こうしたらできるようになるかな?と工夫でき、楽しく園児とかかわっていただける状態
に変わっていただけます。

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小山真梨

子どもの自尊心が輝き出す音楽教育のプロ

小山真梨(小山真梨音楽教室)

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