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コラム
本当の脱力状態では、ピアノが弾けません。
2020年1月8日
ピアノという楽器は、
子どもにとったらとても大きな楽器に感じます。
ですので、どうしても頑張って力が入ってしまいます。
私はレッスンでは、「脱力」という言葉はほとんど使いません。
なぜなら、本当に脱力した状態では、
まず鍵盤の上に手を持っていくことが出来ないからです。
人間は、ぼーっと佇んでいる時でも、
全身の筋肉すべて脱力はしていませんよね?
そこには、「支え」というものが存在していますよね。
ですので、私のレッスンでは、
・具体的にどこの筋肉を
・なんの役割で
・どのような使い方をするか
をきちんと子どもにも伝えます。
「力を抜いて」とか、「脱力して」と、
子供は言われても、
「じゃぁ、どうやってピアノを弾くの?」
と、混乱してしまうのですよね。
私のお教室では、
小学3〜4年生でお教室を変わってくる子も多く、
そういった大きな年齢のお子様でしたら、
どこの筋肉をどう使うか、
理論的に物理的に話します。
その方が、無駄な力みが無くなるのが早いです。
小さなお子様には、
実際に使って欲しい筋肉があるところを触って、動かせるイメージを楽しく比喩して伝えます。
そうすることで、無駄な力みが無くなるだけでなく、
弾くために必要な筋肉もしっかり動くようになるのですね。
写真は、ハンドボールをしている生徒さんに、
ピアノを弾く時に使う筋肉とハンドボールの咄嗟の動きの時に使う筋肉のつながりを感じてもらったあとに、和音の弾き方が良くなった場面です。
ポイントは、「無駄な力み」は子供たちは無意識に入れている状態という事です。
なので、「脱力」とか「力を抜いて」と言われてもピンと来ないのですよね。
具体的に、
ここの筋肉を伸ばして緩める、
ここの筋肉を使って腕を支える、
などと説明できるのが良いですね。
テニスや野球やハンドボール、ドッチボールなど、普段のスポーツの全身の筋肉の使い方を、
腕や指や掌の内側の筋肉の動かし方と繋げてイメージしやすくしてあげるのが理想です。
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