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小山真梨

子どもの自尊心が輝き出す音楽教育のプロ

小山真梨(こやままり) / 音楽家

小山真梨音楽教室

コラム

いつまでも子供の音楽レッスンに保護者が同伴することについて

2015年10月9日

テーマ:音楽教室の開き方と運営のコツ

コラムカテゴリ:趣味

保護者のレッスン見学は、教室宣伝や先生自身の成長のチャンス


小さいお子さんの場合、教室への送迎をしなければならないため、親ごさんがレッスンに同席することが多くなります。
中には、家で間違った指導をしないために、ビデオを持ち込みレッスンを録画しているお母さんもいます。

先生によっては、監視されているようで緊張してしまうこともありますが、見学をしてもらうことで、指導方針や声かけの仕方を理解してもらい、家でも同じように指導してもらうことができるようになります。

そもそも親がレッスンを見学するのは、「子どものがんばっている姿を見るのが嬉しい、楽しい」からで、先生の欠点を探して指摘するためではありません。
教室の先生も親も、子どもの成長が一番大切だと考えていると思えば、親がレッスンに同席しても、あえていつもと同じようにレッスンを行えばいいのです。

子どもに注意したり叱ったりするときも、人格否定するような発言さえしなければ問題ないのではないでしょうか。

保護者のレッスン見学希望は、親に自分の指導方針を伝え、協力をしてもらえる良いチャンスにもなります。
また生徒の親と関わりあうことで、音楽の先生として自分自身の成長につながることもあります。
レッスン見学は、どんどん参加してもらいましょう。


親からみたレッスンを見学するメリットとマナーについて


親がレッスンを見学することについて、親の立場からそのメリットを考えてみましょう。

まず、レッスン中の子どもの様子がわかり、演奏技術の上達や子ども自身の成長を自分の目で見ることができます。

また幼い子どもは、先生のアドバイスをすぐに忘れてしまい、自分で翌日から指示通りに練習することができないことも多いので、レッスンを見学していれば、親が自宅でのレッスンを指導することができます。

とはいえ、親も「ピアノを習っていた」などの音楽経験があれば、先生の代わりを務めることはできますが、それが全くない場合は指導できないこともあります。
また、親に知識があったとしても、先生の出す指示とずれた指導をしてしまうかもしれません。
時には、子どもが甘えたり、ふざけてレッスンが上手く進まず先生から席を外すようにお願いされることもあります。

子どものレッスンへの関わり方は先生と相談しながら進めてください。

そしてレッスンは、先生と子どもが対峙する貴重な時間です。
レッスン中は、子どもが集中できるよう親の発言は控えましょう。


先生からみた親がレッスンを見学するメリットとは


先生にとって、親がレッスンを見学するメリットとは何でしょうか。
レッスンを見てもらうことで、自宅でのレッスンをサポートしてもらえるのはもちろんですが、どのような手順でレッスンを進めているのかをわかってもらえるので、その親からの口コミで新しい生徒が集まってくることもあります。

口コミがきっかけで習い始めた生徒とその親は、紹介した側の親子とよく似ていたり、親の価値観も似通っていることが多く、先生にとっては教室の運営がしやすいというメリットがあります。

そして紹介された生徒はすぐにやめてしまうリスクも低いので、生徒募集の広告宣伝費を節約することもできます。

この記事を書いたプロ

小山真梨

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小山真梨(小山真梨音楽教室)

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