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コラム
音楽教室に所属するか個人教室を開くか、ピアノの先生になるにはどっちが良い?
2015年10月3日
音楽教室所属の先生と個人教室の先生の違いとは
ピアノの先生になるには、自宅などで教室を開く「個人教室」と大手の楽器メーカーなどの音楽教室の先生に採用してもらう「音楽教室所属の先生」の、おもに2通りの方法があります。
この2つの違いですが、音楽教室の先生に採用されるには、音大卒のような学歴があること、音楽教室が独自に設定した先生になるための検定試験で一定の成績をとることが求められます。
個人教室を開業する場合は、学歴や検定試験合格は必須ではありませんが、生徒を募集する時のアピールポイントにはなります。
そして最も大きな違いは、音楽教室の先生は生徒一人当たりで所定の報酬を教室から受け取るのに対し、個人教室の先生は、生徒からレッスン料金を直接徴収し、その中から教室を維持するための費用も負担しなければなりません。
ピアノの調律費用や生徒募集広告、自宅以外での開業なら貸し会議室料金支払いなど、教える以外の業務もこなすことになります。
それぞれのメリットやデメリットについて
音楽教室所属の先生は、生徒募集や経理業務といった教える以外の仕事がほとんどないため、「教える」ことだけに集中して収入を得ることができます。
たくさんの生徒を教えると、それだけ収入を上げることができます。
また、収入を上げるために複数の教室に所属することも可能です。
もし、先生以外に演奏家などの活動をしたい時も両立しやすいといえます。
デメリットは、生徒にとってはレッスン日時が固定されており、変更がしにくいことです。
音楽教室のレッスンは、他の先生のレッスンも行われており、変更や調整がつきにくことが多いのです。このため、どうしても生徒との関係が希薄になりがちです。
個人教室は、レッスン料金を直接生徒から受け取るので、収入を上げやすい反面、個人事業主として教える以外の業務も全て行うことになります。
しかし生徒とはレッスンを通じて深く知り合うこともできますし、音楽以外の育児の悩み相談を親から受けることもあるなど、生徒の成長を担う責任感を強く感じることが多く、音楽教室の先生よりもやりがいを感じることができます。
また、自分がイメージする教室を実現できるため、独自の強みを活かしたレッスンを提供すれば、教室を開いている地域からの信頼を得ることもできるので、長く教室を続けていくことも可能になります。
ピアノの先生を長く続けるための心構え
どちらの方法でも、それぞれ収入面やその他の業務の煩雑さなどのメリット・デメリットはあります。
自分のライフスタイルや年齢に合わせて自由に働き方を帰ることもできるため、無理せず自分にあった方法を選択するのが望ましいと言えます。
個人教室でも音楽教室所属の先生のどちらにおいても、先生になれば、日々音楽の知識や技能の維持に努力することや、相性の合わない生徒に対しても感情的にならず指導ができる忍耐力も必要です。
どんな仕事でもメリットや苦労はありますが、ピアノの先生は、特に女性にとっては結婚や出産、転勤というように、生活が変化してもそれに合わせて仕事の仕方を変えやすいため、長く続けられる職業の1つと言えるでしょう。
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