住宅の外壁塗装で重要なのは下地と塗料の相性（3/3）

顧客の思いを尊重し、信頼関係を確かなものに

　川田さんは塗料のメリットデメリットを分かりやすい言葉で説明した上で見積書を3〜5パターンを用意し、予算に合わせて対応してくれます。塗装の耐久年数も過酷な自然の条件下では変わってくるため、住宅の立地条件を見た上で偽りのない耐久年数を提示してくれます。そして無料見積もりを提出した後は、催促の電話はしないというから驚き。「自分自身、何度もしつこく営業されるのが嫌なんです。また、お客様には塗装で失敗してほしくないからこそ、自分のタイミングで比較検討してほしい」と言います。

　地域の人たちと共に一歩ずつ着実に歩んでいきたいと話す川田さんは現在も現場の第一線で働いています。「人にはそれぞれ人生のストーリーがあるので、基本的に押し売りはしたくない」と言う川田さんの元には実際に仕上がりを見た人や、川田さんなら安心という顧客からの紹介がほとんど。

　「施工してからがお付き合いの始まり」と話す川田さんは塗装後も3ヵ月や半年に1度は定期的に建物を点検。今ある仕事をこなすだけでなく、アフターフォローまで手を抜かない川田さん。そこには自分たちを信頼して依頼をしてくれた顧客とのつながりを大事にしたいという感謝の思いがあります。そんな川田さんの元には塗装後も水回りや照明など、専門分野以外の相談も多いそう。「川田さんが紹介する業者なら安心」という言葉からも顧客との信頼関係を伺い知ることができます。

（取材年月：2015年3月）

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