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市原卓

診断と改修を行う耐震リノベーションのプロ

市原卓(いちはらたくみ)

株式会社市原建設

コラム

低コスト耐震補強工法について

2019年1月21日 公開 / 2019年5月21日更新

テーマ:耐震

今月の朝刊にも掲載されていましたが
耐震補強の低コスト工法について書かせていただきます。



この工法は愛知県のとある大学が中心となって木造住宅のあらゆる壁の仕様を想定し、
ホームセンターなどで安価で仕入れが出来る材料を使った工法で試験を行い、
認定をうけたものを一般公開しているのです。

メリットとしては
材料代が安価である。
解体費用を抑えられる(土壁の場合)。
よって一箇所あたりの工費・工期も短縮出来るなどです。

専用メーカーが発売している面材工法の場合、
それぞれ専用の講習を受ける必要があるのと材料価格が高い等のハードルがあるのに対して
低コスト工法香川県主催の指定講習を受ければ(もちろん建築士であることと正しい耐震診断・補強設計が必要です)
材料を手軽に調達出来るのでメリットは大きいと思います。

当社でも去年から低コスト工法を取り入れて施工を行っています。

このように土壁を殆ど撤去しないので施工スピードはアップします。



写真には写っていませんが柱と土台・梁の接合部には補強金物を施工しています。

柱の内側にアルミアングルを取り付けて構造用合板をビスで取り付けます。



以上、メリットを上げましたが実際に取り入れてみての私なりの感想を述べます。

1、解体費用を抑えられる・・・確かに抑えられますがゼロではありません。
柱と土台・梁の接合部は一部撤去しますし、表面が塗り壁で施工されている場合はチリ(柱と壁面の隙間)を確保するために表面の一部を削り取る必要があります。

2,一箇所あたりの工費を抑えられる・・・ここは非常に重要なポイントなのですが、耐震改修工事において一番大事なのは旧の耐震基準を現行の建築基準法レベルに引き上げる事!なのです。
それは補強工事をするにあたって耐震診断を行った住宅が現状保有している壁量を効果的に増やす事が求められているのです。壁の改修には様々な工法がありますがそれぞれ壁の強さが異なります。
一箇所あたりの施工費を抑えることは勿論ですが壁の量(強さ)が足らないと補強箇所が増えてしまうデメリットが出てきます。
特にお客様が住みながらの施工ですと施工箇所が増える=ストレスが増えるに直結します。


当社がメインで使用している工法(エイム社のかべつよしです)では一箇所あたりの壁の強さが、採用している診断法で加算出来るほぼ上限近くまで引き上げる事が出来る=補強箇所を極限まで減らせるメリットがあります。


低コスト工法に比べて一箇所あたりの施工費は2割~3割高くなりますが(これでも一般的な補強工事に比較すると安価です)割増分以上に補強箇所を減らせることが出来ます。
一箇所あたりではなく本当の低コスト工法で補強工事を行っている自負があります!

では何故低コスト工法を採用(正確には併用です)しているかと言えば、今メインで使用している工法のあくまで補助的(安全ラインにあと少しの場合)に採用する場合と、工事する住宅の養生とかの関係で埃を出来るだけ排出したくない場合のみです。
ただ、この工法は現在もあらゆる場面を想定して強度試験をうけて認定されており、年々進化しています。勿論かべつよしも進化しています。
どういった工法を採用するかはその時によって異なると思います。当社が考えるのは全体的なコストを抑えるのは勿論ですが、お客様の精神的な負担を抑え安価で確実な補強工法を日々研究しています。

耐震診断 』 引き続き受付中です!

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