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飯間由季

現役ダンサーとして本物のバレエを子どもに教えるプロ

飯間由季(いいまゆき) / ダンサー・振付家

クラシックダンスクラス ユキ

コラム

クラシックバレエの体の使い方と基本ポジション

2015年6月27日

テーマ:バレエの基礎知識

コラムカテゴリ:スクール・習い事

正しい姿勢や体の使い方と5つのポジションを覚えましょう

すべての動作につながる基本姿勢をマスターすることから始まります。頭のてっぺんを糸で引っ張られているようなイメージで背筋をまっすぐに伸ばして立ち、腰骨は真っ直ぐ床と平行にします。

顔も真っ直ぐ正面を向いて目線も前に向けます。鎖骨のあたりを横に開いて胸元を美しくしましょう。両肩は自然に下してリラックスします。

おへその下あたりを上に引き上げるイメージを忘れずに、体のセンターラインは崩さないこと。膝は真っ直ぐに伸ばし、左右の脚に均等に体重を掛けて体を左右対称にします。

両腕は下げて軽く丸みをつけて体の少し前に出します。足の親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点に重心をかけて5本の指で床を押します。そして、土踏まずを上に引き上げるイメージで立ちます。全身に意識が必要なことがわかりますね。

脚の爪先は5つの状態があります。かかとや指全体を床に付けることを「ア・テール」、指の裏を床につけてかかとはできるだけ高く上げる状態を「ドゥミ・ポワント」、土踏まずを引き上げて甲から爪先までを伸ばすことを「ポアント」、かかとを前に突き出して爪先を手前に引き寄せることを「フレックス」といいます。

第1ポジション~第3ポジションのポイント

第1ポジションは基本姿勢で立ち、脚を付け根から外側に開きます。

180度開くようになるのが理想ですが、最初は無理せずできる範囲で開き、少しずつ練習して角度を大きくしていきます。このように脚を外側に開くことを「アン・ドゥオール」といいます。

アン・ドゥオールするときは膝と足先が一直線に並ぶように意識しましょう。足首から下だけを無理に開くと脚がねじれてケガの原因になるので注意します。

第2ポジションは第1ポジションから横に一歩半開き、両脚を外に開いたまま一直線上に置きます。
かかとを前に出すように意識するといいですよ。無理矢理脚を開こうとすると指先が浮きやすくなるので無理はせずに、親指と小指をぴったりと床につけましょう。

第4ポジション~第5ポジションのポイント

第4ポジションは第5ポジションから前の脚を脚ひとつ分ほど前に出し、両脚の先が平行になるような位置に置きます。

第1ポジションから片足を一歩分だけ前に平行に出した位置を第4ポジションという場合もあります。

第5ポジションは両脚のかかとと爪先が交互に重なるようにして立ちます。軸足の親指の第1関節が片方の脚のかかとよりも先にでてもいいですよ。左右のひざが前後にひとつに重なるようにします。脚を付け根から外側に開くことを忘れずに。

アン・ドゥオールが上手くできていない場合は難しいポジションなので、無理せず徐々に練習を重ねてください。

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