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飯間由季

現役ダンサーとして本物のバレエを子どもに教えるプロ

飯間由季(いいまゆき) / ダンサー・振付家

クラシックダンスクラス ユキ

コラム

女の子が憧れるバレエの舞台衣裳「チュチュ」の種類と特徴

2015年6月25日

テーマ:子供バレエの衣装・シューズ

コラムカテゴリ:スクール・習い事

丈の長いふんわりとしたロマンティック・チュチュ

バレエの舞台衣裳であるチュチュは大きく分けて2種類あります。ロマンティック・チュチュはロマン主義時代に生まれました。当時の上流階級の女性たちにはドレープのたくさん入った体のラインがわかるスタイルのローマ風ドレスが流行していました。

それより以前は肌が透けるような薄い生地で作られた衣裳はとんでもないものでしたが、抵抗なく受け入れられるようになっていたのです。そういった背景からロマン主義バレエで妖精やこの世のものでない存在を表現するために、透明感のある生地を使ってふんわりとした形のロマンティック・チュチュとトゥシューズが誕生したのです。

風で飛んでいってしまいそうなはかなげな存在感を薄いチュチュとトウで立つという技術で表現したといわれています。「ラ・シルフィード」「ジゼル」などの衣裳が有名ですね。

脚のラインがよく見える丈の短いクラシック・チュチュ

丈の短いクラシック・チュチュは「白鳥の湖」の白鳥・黒鳥、「くるみ割り人形」のクララや金平糖、「眠れる森の美女」のオーロラ姫などの衣裳として有名です。

ロマンティックバレエ時代を経て、クラシックバレエの時代はバレエの技巧がどんどん複雑になっていきます。爪先で立ったまま続けて回転するグラン・フェッテや、ゆったりした曲に合わせて男女ふたりで一緒に踊るグラン・パ・ド・ドゥなども構成の中に組み込まれるようになっていきました。とても難しいテクニックの見せ場が踊りの中に散りばめられています。

その発展と同時に動きやすく脚のラインがよく見えるようチュチュの丈も短くなっていきました。そして、現在のクラシック・チュチュになったのです。

お母さん手作りのチュチュも喜ばれる

チュチュやスカートは手作りされる方も多いですね。

ネットでも簡単なチュチュの作り方がたくさん掲載されています。オーガンジーを丸めて5cm~10cmなど適当な幅にカットして、ウエスト部分になるリボンまたはゴムに結んでいくだけで可愛いチュチュが完成します。オーガンジーの色も2色使いにするなどオリジナルの色の組み合わせも楽しめます。

小さなお子さんが脱ぎ着しやすいウエストゴム入りの練習用スカートを手作りされている方もいます。ラッセルレースやチュールなど切りっぱなしでもほつれない素材を選べば、裾の始末もしなくてすむので比較的簡単に作れます。余った布でシュシュなどの小物もおそろいで作ることもできますよ。

既製品のチュチュやスカートも可愛いものがたくさんでていますが、お母さん手作りのスカートやチュチュはお子様も喜ばれています。

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