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十河良次

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十河良次(そごうりょうじ)

株式会社アトムアソート

コラム

南フランス石積みの家の特徴

耐火性に優れた石積み住宅が多い南欧

南ヨーロッパ住宅の伝統的な様式である、石積みについてお話します。
例えば、フランス南部のプロヴァンス地方。世界中の人々を魅了する理由の一つとして、ヨーロッパ中世の佇まいを感じさせる、石積みの家々が並ぶ光景があります。

漆喰の風合いが印象に残る石積みの家や、古くから営み続ける修道院。ワイン貯蔵小屋、羊小屋など、南ヨーロッパ文化が漂う建物が数多く残っています。

これらの建物に見られる、石などの建材を積み上げて、外壁と内壁を造り、屋根や天井を支える建築様式は、組積構造と呼ばれています。
日本の建築に見られる、柱や梁を中心に建てる架構式構造とは、対照的な造りです。

ヨーロッパでも、かつては木造建築が建てられていた時代があります。しかし、火災の被害を防ぐために、燃えない石造りの住宅が建てられるようになり、現在にいたります。

大きな地震が少ない地域で、防火性を高めるために発展してきた建築様式が、南ヨーロッパ伝統の石積み住宅に受け継がれています。

簡素で可憐なプロヴァンス地方の住宅

プロヴァンス地方は、石積み住宅の宝庫です。装飾性を排した、簡素な石積みの家々に、南欧住宅の本来的な魅力を感じることでしょう。

外壁の意匠を見ると、漆喰が塗られた石積みの壁面に、小さな四角い窓が開いて、外気やミストラル(フランス南西部に吹く地方風)を室内に呼び込まないように工夫されていることが分かります。

屋根の勾配はゆるく、その分だけ重量感のある外壁が広く見えて、南仏住宅の魅力である素朴な佇まいを演出しています。
そこにグリーンやラベンダー、ブルーの窓飾りがアクセントとして浮かぶ住宅もあり、外観に彩りが添えられて、プロヴァンス地方に特有の風景が広がります。

各戸の石積みが独自の表情を持つ南仏住宅

南フランスでも、住宅は補修をしながら長く住むもの、という価値観が根づいています。石積みも、代々の家主が修繕を繰り返しています。

積まれる石の大きさや、繊細な色の調子は、一つひとつが異なります。
そのため、それぞれの住宅が、独自の石造りの表情を持っていることが分かります。

平面の石積みだけではなく、円柱形の建物にも、石積みの技術が用いられており、城や修道院に見られるような、建築文化の営みを感じさせます。

さて、石積みの壁を見ると、自然の石の形状を生かして、隙間を漆喰やモルタルで埋めるようにして積み上げる住宅が現代では多く残っています。

さらに、石の上下に出る段差を残したり、または平らな壁表面になるように加工したりと、細部にわたり創意工夫があります。

このように、簡素な造りながらも、多彩な壁面の表情を演出する意匠が、南フランスの石積み住宅に見られる特徴と言えるでしょう。

施工事例

施工事例はこちらからご覧ください。
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