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コラム
口腔ケア(Ⅰ)
2021年7月5日
ギネスブックに登録されている、世界で最も患者数が多い病気は・・・?
答え:歯周病です。
日本でも成人の8割以上がかかっていますから、まさに国民病です。
新型コロナウイルスで死亡した人から大量の歯周病菌!?
日本国内でもコロナワクチンの接種が始まったが、新型コロナウイルス感染症で死亡した人から歯周病菌が大量に見つかったという英国発の研究報告が、医療関係者の中で話題になっている。
2020年1月、武漢で原因不明の肺炎が発生と厚生省が注意喚起を促した。そして2021年7月現在、コロナウイルスで世界の1億5千万人以上が感染し、死亡者数は340万人を超えたが、いまだに感染の勢いは衰えず、コロナの変異体も複数確認されている。このように多くの犠牲者を出し続けているものの、一方でこのウイルスの正体も少しづつ解明されつつある。
今、話題になっているのが、昨年7月に英国の医学誌にオンラインで公開されたリポートだ。リポートのタイトルは(COVID-19での口腔内細菌の役割)。英国リーズ大学歯学部などの研究チームの報告医だ。
新型コロナウイルス感染症の死亡や重症化リスクを高める要因として、これまで言われていた心臓病、高血圧、糖尿病などだけでなく、口腔内細菌(歯周病菌など)も関係しているというのだ。
研究チームが新型コロナウイルス感染症で死亡した人を調べると、歯周病菌が大量に見つかったという。口腔内の衛生状態が悪い、つまり口の中が汚れていて歯周病などがある人は、感染した場合に重症化リスクが高まる可能性があることがわかった。
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