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髙橋一久

単身者や、身内に頼れない高齢者のお悩み解決のプロ

髙橋一久(たかはしかずひさ) / 高齢者サポート

一般社団法人 シニア・総合・サポート(監事設置法人)

コラム

認知症を考える(1)

2021年5月10日

テーマ:親が認知症かもしれない時の初期対応

コラムカテゴリ:くらし

 親の認知症に早めに気づくには、「ちょっとおかしいな」と思ったことをメモしておくとよい。「いつ、どんなことがあった」とメモし、専門医を受診するとき伝えると、判断材料や対処に役立つ。「もしかしたら」と思ったら、とにかく早く専門医を受診することが大切である。
 しかし、親に「精神科に行こう」とはなかなか言い出せない。言うことができても親が拒否することもある。そこで嘘も方便で「70歳以上は全員認知症検査をすることになった」とか「今月中だと認知症の検査は無料。来月は有料になる」などの話をし、それぞれに苦労して専門医受診を促しているようだ。
 ただ本人の為とはいえ、「食事に行こう」などと誘って病院に連れて行くのはNGだ。本人が「騙された」と思ってしまうと、今後のコミュニケーションにも影響する。
 認知症と判断されると、たいてい投薬が始まる。自分で薬の管理ができるなら大丈夫。できない時は適正な対処法を医師や薬剤師と相談する。それでも本人が管理できない時は、包括支援センターなどに相談もできる。お金の管理が危うくなってもまだよいが、火の始末ができなくなると火事で近隣に被害を出す恐れもある。
 認知症によって「何ができなくなっているか」を見極めてサポートまたは改善方法を探すことが必要だ。ただ軽度認知症なら生活習慣の改善などで治ることもある。とにかく早めの対応が求められる。

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