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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし) / 販売職

株式会社 織絵屋

コラム

着物入門 何から揃えるといいの?②

2020年7月29日

コラムカテゴリ:趣味

 今回も、着物入門者に、毎日、着物で過ごす私からのアドバイスです。
 
 木綿織物の着物に慣れてきたら、紬の着物に進みましょう。
 
 紬は絹織物なので、「きもの」と呼べます。絹織物の光沢、着心地は、やはり、綿織物とは違って、テンションも上がります。 
 
 本来、紬とは真綿から引いた紬糸を染めてから織り上げる先染めのきものを言います。
 
 全国各地にいろんな紬がありますが、最初に揃えるのは大島紬がいいでしょう。
 


 大島紬をすすめる理由が三つあります。

 一つは、生地が薄くて軽いことです。これは、一般的な紬は真綿から引いた紬糸を使いますが、大島紬は細い生糸の弱撚糸で織られているからです。

 二つ目は、汚れや雨に強いことです。これは、有名な泥染の大島はテーチ木(車輪梅)で草木染し、乾燥後、泥田で泥染する工程を何回も繰り返すことで、糸が泥の微粒子で覆われているからです。

 三つ目は、裾さばきの良さです。これは、一つ目で述べたように、大島は弱撚糸で織られているので、紬糸のようなひっかかりがないからです。歩くたびにシュッツ、シュッツという衣擦れの音は、たまらない魅力と言えるでしょう。

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