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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし) / 販売職

株式会社 織絵屋

コラム

お手入れの面倒がない「小千谷縮」

2020年3月31日

コラムカテゴリ:くらし

 前回、「きものと呼べるのは絹だけです!と、述べましたが、私が日常的にきているのが、木綿織の片貝木綿、松坂嶋と麻織物の小千谷縮です。

 以前にも述べましたが、今回は小千谷縮について述べます。

 安土桃山時代まで、ほとんどの日本人が日常的に着ていたのが、葛や大麻などの少し太い繊維で織られた布でした。木綿織物は、まだ、織られておらず、江戸初期に入ってから普及していきました。

 1200年前から、越後地方(新潟)で織られていた越後上布は、苧麻(ちょま)の繊維で織られたものです。葛や大麻などの織物に比べて、柔らかで、光沢も色あいも良い、上等の布という意味で上布と呼ばれていました。

 今から330年前に、上布に工夫を加え、考案されたのが小千谷縮です。

 小千谷縮は、通常の反物より幅広く織ります。緯糸(よこいと)に強い撚りをかけて織り上げた布をお湯の中で丹念に揉み込みます。すると、生地が縮んで、凹凸のシボのある反物になります。

 小千谷縮の特長は他の織物に比べ、水に強く、洗うほどに丈夫で、しなやかになることです。

 また、吸湿性、発散性が高く、出来たシワも水を霧吹きすれば、すぐに、シワも取れ、乾いてしまいます。洗うほどに丈夫になりますので、自宅の洗濯機で、頻繁に洗えるのが魅力です。

当店のホームページはhttp://www.orieya.com/

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松山和年(株式会社 織絵屋)

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