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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし) / 販売職

株式会社 織絵屋

コラム

本来、きものと呼べるのは絹のモノだけです!

2020年2月26日 公開 / 2020年2月28日更新

コラムカテゴリ:くらし

 先日、あるお客様から「浴衣はきものではないのですか?」という質問を頂戴致しました。

 もちろん、「浴衣は和服とは呼べますが、きものではありません。」と、お答えしました。

 「きもの」の語源は「まきもの」からきたと言われ、「たなばた(七夕)」に由来します。
 
「たなばた(七夕)」の語源は、古代日本の行事「棚機ツ女(たなばたつめ)」です。

 洪水や日照りなどの災害が多くなる旧暦の7月7日に、水辺のほとりに建てられた小屋で、乙女が水神である龍神に、「どうか、大きな災害が起きませんように!」と、命を懸けて五穀豊穣と村人の幸せを祈りながら織って、棚にささげたのが白絹の「まきもの」だったのです。

 「きもの」は単なる着る物ではなく「着る人の幸せを願い、災いを振り払う」という願いが込められた「気モノ」なのです。

 「き」という大和言葉は、「き・れい」「木(き)」「お神酒(おみ・き)」などキラキラと光り輝く純粋な生命力を表します。

 ですから、「きもの」と呼べるのは、生糸(き・いと)、絹(き・ぬ)から作られた着物だけなのです。絹の「きもの」を着ると、不思議な高揚感、幸せ感を感じて元気が湧き出るのは私だけではないはずです。

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