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  1. 世界的なワインブームから生まれた、安定感抜群で雨にも強い草履
松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし)

株式会社 織絵屋

コラム

世界的なワインブームから生まれた、安定感抜群で雨にも強い草履

2019年6月28日 公開 / 2019年7月4日更新

ワインと和装の草履が、どう結びつくのか不思議に思われたのではないですか?

実は、高級草履の台には、軽くて、体の重さを吸収し、疲れにくいことから、良質なコルクが使われているのです。

コルクはポルトガルなどのヨーロッパからの輸入品ですが、良質なコルクは主にワインの栓として使われています。近年、中国などのワインブームから、良質のコルクが少量しか輸入できなくなりました。

そこで、草履の老舗メーカーの菱屋さんが、目を付けたのが運動靴などの底に使われているEVA素材でした。
EVAは軽くて、弾力性と柔軟性に富み、また、冬でも固くならず、水を吸わない、丈夫な素材なので、草履台としても最適だったのです。
さらに、菱屋さんはEVA素材の草履台の後ろ部分を少しカットして(下画像)、泥ハネしない工夫もしました。



そして、この草履に「カレンブロッソ」と名付けました。

作家の群ようこさんは、著書「還暦着物日記」の中で「履物は下駄かカレンブロッソ。カレンブロッソに慣れると他の草履が履けなくなるので恐ろしい。雨にも強いので汎用性が高いのだ。」・・などと、べたぼめしています。

ただし、この草履はほとんどがカジュアル用です。お茶や踊りのお稽古のときや普段履き、旅行などには最適ですが、フォーマルの場合は本革や帯地の草履をおすすめします。


カレンブロッソの草履を試してみたい方は、お気軽にご来店下さい。またはお問い合わせ下さい。

当店のホームページはhttp://www.orieya.com/

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松山和年

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松山和年(株式会社 織絵屋)

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