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  1. 自分たちで綿花を育て、糸を紡ぎ、草木で染め、手織りした江戸時代の松阪嶋を復活させた!
松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし)

株式会社 織絵屋

コラム

自分たちで綿花を育て、糸を紡ぎ、草木で染め、手織りした江戸時代の松阪嶋を復活させた!

2019年4月7日 公開 / 2019年4月14日更新

綿花栽培に適していた三重県松阪は、古くより絹と麻の織物技術が発達していた事もあり、木綿の織物も盛んになりました。

江戸中期、木綿織物の松阪嶋は、藍染の糸をベースに織られた縞柄が江戸っ子の意気な気風に合い、人気となり、あっという間に庶民のファッションになりました。

当時、人口100万人と言われた江戸で、松阪嶋は何と年間50万反も売れたと言われています。そのため品薄状態で、偽物も多く出回ったようです。

戦後、織機の松阪木綿の機屋は1軒だけ残っていますが、手織りの松阪嶋を織る工房は完全に無くなってしまいました。



その手織りの松阪嶋を復活させようと、30年前、地域の有志女性たちが立ち上がり、本草木染の松阪嶋が織られるようになりました。

さらに、数年前から自分たちで綿花を育て、糸を紡ぎ、正藍で染め、手織りした江戸時代と同じ本物の松阪嶋を復活させた。


化学染料で染めた織機の木綿織に比べると、価格は15万円前後と高額額ですが、地厚で膝やお尻も抜けず、とても着心地が良いのが魅力です。

また、天然染料で染められた松阪嶋は洗う度に、透明度が増し、色が冴えてくるのも魅力ですね。
もちろん、自宅で普通に洗濯できるので、日常着としての魅力がいっぱいです。

江戸庶民が熱狂した松阪嶋に興味のある方はご来店下さい。お問い合わせ下さい。

当店のホームページはhttp://www.orieya.com/

この記事を書いたプロ

松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(株式会社 織絵屋)

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