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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし)

株式会社 織絵屋

コラム

『ゆらぎ』という単衣夏用の博多帯

2019年4月5日

博多帯というと献上帯が全てみたいに思っている方が多いようですが、800年近い歴史を持つ博多織は伝統を大切にしながら、常に冒険心を忘れずに、新しい織り方を生み出してきました。

世界ブランドになれる可能性を信じる博多織工房・OKANOの人気商品に「ゆらぎ」と名付けられた単衣夏用帯があります。

絽や紗とは違って、移動筬(おさ)という独自の技術で、風や揺れる水面を表現しており、まさに不規則さと規則さが調和した「ゆらぎ」の帯です。


緯糸が波打つ変則的な文様は偶然性の美しさを持っており、江戸小紋や色無地、小紋、そしてお召や紬などと、様々な着物の魅力を引き出してくれるコーディネートしやすい帯といえます。



締める季節は、6月と9月の単衣の季節と7月、8月の盛夏の季節ですが、季節を先取りして桜が満開の春爛漫の頃から締められる使い勝手の良い帯です。

また、絹の着物だけでなく、普段着の木綿や麻織物、浴衣などにコーディネートすれば、大人女子の夏の街着になります。一本は欲しい帯ですね。

当店のホームページはhttp://www.orieya.com/

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松山和年(株式会社 織絵屋)

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