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コラム
日本では、古来、最高位の布とされていた組帯(組紐技術で作られた帯)
2018年11月26日
布には、経糸と緯糸を直角に交差させてできる織物、緯糸をループさせながらできる編み物、そして、経糸のみが斜めに交差してできる組み物があります。
奈良の正倉院には、飛鳥天平時代の様々な組み物の遺品が収蔵されており、当時から組み物が最高位の布であったことがうかがえます。
有名な聖徳太子像の剣を下げるために腰に巻かれた帯(平緒)は、笹波組と呼ばれる組み物の帯です。701年、大宝律令の衣服令で、官位五位以上の礼服の束帯は、平緒には組み物を使うことと決められました。
山田眞治氏(この秋、ご逝去)は、正倉院展で、この組み物の帯を初めて見て、「日本で、1300年も昔から、こんな素晴らしい布が作られていたのか!」と、強い衝撃を覚え、「これを現代女性のための袋帯に復元しよう!」と、決意したのです。
氏は、まだ誰も成し得ていない、組み物の袋帯を20年以上も試行錯誤しながら、ついに完成させました。
組帯は糸を巻いた玉を複雑な規則で、右へ左へと交差させてできる、一ヵ所として同じところがないボカシ調の帯です。組帯は、合わせる着物を選びません。また、しなやかで最高に締めやすく、緩まない帯です。
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