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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし)

株式会社 織絵屋

コラム

着物の着方・右左どっちが上 「無料 きもの着方教室開催」

2018年2月8日 / 2018年8月24日更新

 こんにちは、織絵屋の松山です。

 最近、テレビなどで着物を左前に着ている女性を時々見かけます。

洋服の場合、男性のものは左側の衿が上になる右前、女性のものは右の衿が上にくる左前です。
 着物の場合は、男性も女性も左側が上になる右前です。これはなぜなのでしょうか?

いくつかの説があります。一つは、719年に『衣服は右前に着ること』という勅令が出されたからだと言われています。

古墳から発掘された埴輪を見ると、左前に着たものも少なからずあることから、古くは左前で着る人も少なからずいたと思われます。

二つには、日本人は右利きが多いからだという説です。

右利きの場合は、左側が上になる右前の方が利き腕の右手で懐(ふところ)に小物を出し入れしやすい利点があるからです。

三つのは、日本人は縄文のころより左側を上位とする陰陽を大切にしていたからという説です。

左は陽足り(ひたり)と書き、太陽、火すなわち陽を意味します。右は水極(みぎ)と書き、月、水すなわち陰を意味します。ですから、陽を意味する左側が上になるのが自然なのです。

事業が失敗して、財産が傾くことを「左前になる」といいます。これは死ぬと衣裳を左前に着せて、生前と区別する風習があり、財産が傾くと会社が倒産する、つまり会社の死を意味することからきたそうです。

着物を着るときは、くれぐれも間違わないように、右側(右身頃)が手前(内側)ですよ。

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