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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし)

株式会社 織絵屋

コラム

もう一つの友禅・摺り友禅

2017年9月28日 / 2018年8月24日更新

 こんにちは、織絵屋の松山です。

 プリントやインクジェットの友禅が主流になってしまった現在ですが、本友禅の他に、もう一つの本物の友禅・「摺り友禅」というのがあるのをご存知ですか?

 本友禅は模様の輪郭を糊で描いて、その中に筆で色を挿したものですが、「摺り友禅」は型紙を使い、輪郭をカチンで描き、模様を丸ハケで染料を摺り込むように染めます。

 江戸時代、奢侈禁止令によって豪華でぜいたくな絞り染めの着物が禁止になりました。摺り友禅は絞りの中でも、最もぜいたく品とされた匹田絞り(鹿の子絞り)の代用品を作成するために考え出されました。

 型紙に柄模様を彫り、ひとつの柄に最低でも3枚、多いときは10枚も重ねて染めていきますので、着物全体では数十枚から数百枚もの型紙が必要になるわけです。型紙の彫り師、摺り友禅師、どちらも根気のいる仕事で、今では本当に希少なものになりました。

 鮮やかな本友禅とは違った、かすれたような色合いの摺り友禅は、着る人とその周りをほっこりさせる優しい友禅です。
◎摺り友禅の着物や帯に興味のある方は、お気軽のご来店下さい。
または、こちらからお問い合わせ下さい。
  

当店のホームページはhttp://www.orieya.com/

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