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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし)

株式会社 織絵屋

コラム

『雪輪』の文様にはこんな意味が込められています。

着物の文様(柄模様)

2016年8月25日 / 2018年8月24日更新

 こんにちは、織絵屋の松山です。

 私が大好きな文様(柄模様)の一つに雪輪があります。今回は雪輪文様について述べます。



 画像からも分かるように、ふんわりとしたボタン雪を図案化した文様(柄模様)です。雪輪文様は平安時代から使われていました。雪は五穀の精といわれており、その年が豊作になる吉祥の象徴とされていました。

 やがて、江戸時代後期に、雪の結晶を顕微鏡で見ると六角形だということが知られるようになり、庶民の間でも広く使われるようになりました。現代でも、「雪輪模様が大好き!」という女性が多いようです。

 雪輪文様(柄模様)が長く愛され理由は三つあると思います。

 一つは、雪はすぐに解けるはかないものであることから、咲くとすぐに散ってしまう桜を愛する日本人特有の感性です。

 二つには、雪輪は六角形の変形であることです。自然界では六角形は最強の形だそうです。例えば、ハチの巣も、亀の甲羅も六角形です。さらに、人間のDNAなども六角形で作られているそうです。

 三つには、雪輪は、丸い円が所どころ欠けた文様だということです。つまり、「私は完璧な人間ではありません。まだまだ未熟な人間です。もっと精進します。」というメッセージ性を持っています。

 「雪輪文様」は吉祥文でありながら、はかなさ、謙虚さをあわせ持つ文様(柄模様)ですから、季節や格も問いません。特にお稽古事をしている方にもおすすめの文様です。

参照コラム

『桜』の文様

 ◎雪輪文様の着物や帯にご興味のある方は、お気軽にご来店下さい。
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