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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし)

株式会社 織絵屋

コラム

博多献上帯は幸せを呼び寄せる文様が織り込まれています

着物の文様(柄模様)

2015年4月11日 / 2018年8月25日更新

 こんにちは、織絵屋の松山です。

 今回は、着物を着る人なら、多分、半巾帯や伊達締めなどで見たことがある「博多献上柄」について述べます。

 博多織の代名詞・博多献上帯は、昨年のNHK大河ドラマの主役だった黒田官兵衛の息子・黒田長政が徳川幕府に博多織の帯と反物を献上したことに由来します。
 
その織文様は、鎌倉時代に、博多織の祖・満田弥左衛門が、中国の宋に一緒に渡った弁園和尚から独鈷(どっこ)と花皿を使った文様をつくるアイデアをいただいて、完成しさせました。





 その織文様は、長政から徳川幕府に献上されるまでは「独鈷と花皿文様」と呼ばれていました。





 独鈷文様は独鈷を砂の上に転がした時にできる文様です。独鈷(上画像)は、煩悩を打ち砕く真言密教の仏具で、除災、厄除けを意味します。





 花皿文様は法要でまく花を盛る器・花皿(上画像)の透かし文様です。祝福、招福を意味します。

 縞模様は二種類が織り込まれています。太い縞の中に細い縞の文様は「親子縞」で、親が子供を守る姿を表しています。そして、細い縞の中に太い縞があるのが「孝行縞」と呼ばれ、老いた親を子供が支える姿を表しています。

 災厄から守り、幸せを呼び、人として最も大切な親子の愛情を織り込んでいるから、博多献上は770年もの長い間、愛され続けているのでしょう。

参考コラム

博多織のルーツは帯ではなく着物です。http://mbp-iwate.com/orieya/column/609/

 ◎博多帯をお探しの方は、お気軽にご来店下さい。
 または、こちらからお問い合わせ下さい。
  

当店のHPはhttp://www.orieya.com/

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