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松山和年

日本の着物文化を現代に伝える着物のプロ

松山和年(まつやまかずとし)

株式会社 織絵屋

コラム

夏のきもの『絽』と『紗』の違いとは

2014年7月25日 / 2018年9月4日更新

 こんにちは、織絵屋の松山です。

 7月、8月の盛夏の代表的な着物の生地に「絽(ろ)」と「紗(しゃ)」があります。どちらも二本の経糸(たていと)を捩りながら緯糸(よこいと)と織り込んだもじり織で、透け感のある涼しげな生地です。今回は、二つの違いについて述べます。

 絽は結婚式やお茶席などのフォーマルの席にふさわしい生地なので、留袖、訪問着、色無地、小紋などに染められています。

 絽の生地をよく見ると、緯糸数本おきに隙間を作りながら織り上げています。三本絽、五本絽などがあります。また、経糸で隙間をを作るのが経絽(たてろ)です。

 隙間が比較的少ない絽縮緬や七本絽、九本絽は6月から9月まで着られます。

 紗はカジュアルからセミフォーマルまで幅広く着られる生地です。紗は二本の経糸で緯糸一本ずつをからめて織り上げたシンプルなもじり織で、絽以上に透け感があります。

 織り柄のある紋紗(もんしゃ)、紬糸を使った紬紗などがあります。

 白い長襦袢を重ねたときの紗の涼感は、見る人にも涼しさを届けてくれます。
 
一般的には、紗は7月中旬から8月上旬までと言われますが、白襦袢ではなく色襦袢を重ねると、透け感が無くなるので6月、9月の単衣の季節でも着られます。

また、最近では浜ちりめんメーカーが6月から9月まで着られる透け感のある新しい生地を開発。色無地や江戸小紋に染められ、主にお茶人さんの間で人気です。

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