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佐藤一裕

オールマイティーな技術を備えた岩手医大歯学部臨床教授

佐藤一裕(さとうかずひろ)

医療法人翔陽会 北上インプラントデンタルオフィス

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コラム

CTを使ったサージカルガイド治療の流れ

インプラント治療

2016年10月16日 / 2017年9月14日更新

従来のインプラント手術は、歯肉を切り開いてあごの骨を確認しながら行っていました。しかし、術後の腫れや痛みなど身体的な負担(侵襲)が、患者さんにとって大きなストレスとなっていました。この問題を解決すべく開発されたのがサージカルガイド治療です。

サージカルガイド治療を採用することで、シミュレーション通りのインプラント埋入が可能となり、手術に伴う痛みや腫れを軽減し、危険性を回避することができます。

今回は、サージカルガイドとはどのようなものなのか、また、そのメリットや治療の流れなどについて詳しくご紹介します。

サージカルガイドとは

サージカルガイドとは、CT撮影で得たデータを分析し、最も適切なインプラント埋入位置・方向を反映した補助装置のことです。サージカルガイドを使うことで、術前に行ったシミュレーション通りにインプラントを埋入することができます。

サージカルガイドのメリット、どんなリスクを回避できるか

■インプラント手術のリスクを軽減する
インプラント手術では、インプラントを埋入する位置に、インプラントの長さに適した深さまでドリルで骨を削るドリリングと呼ばれる工程があります。

ドリリングは、インプラント手術において最もリスクの高い工程で、穴の深さや位置、角度を少しでも誤ると、神経や血管を傷つける危険性があります。

このようなインプラント手術における危険性は、患者さん一人一人のお口にピッタリと合わせて作成したサージカルガイドを用いることで軽減できます。

サージカルガイドはマウスピースのような形状になっており、インプラント埋入位置に穴が開いています。手術時に、その穴にドリルを入れることで手ぶれを防止。神経や血管を傷つけることなく理想的な角度・深さ・位置にインプラントを埋入します。

■下のあごの骨の中にある神経を把握できる
サージカルガイドを使った治療(ガイデットサージェリー)では、事前にCTを用いてあごの骨を3次元で撮影します。撮影で得た3次元画像で、下のあごの骨の中にある神経や血管を立体的に把握し、手術のリスクを軽減します。

精密で低侵襲な手術を実現する「ストローマン・ガイデットサージェリー」

ストローマン・ガイデットサージェリーとは、CT検査で得た精密な情報をもとに、コンピュータシミュレーションを実施し、手術用のテンプレート(サージカルガイド)を取り付けて手術することです。

当院のサージカルガイドは、ストローマン社が開発したシミュレーション・ソフトウェア「coDiagnostiX」で設計されたデータを使って「gonyX」という技工用機器で製作されています。

このcoDiagnostiXを使うことで、治療計画からインプラント埋入まで正確にサポートし、低侵襲(※)の手術を実現できます。またガイデットサージェリーでは、スキャンテンプレートを加工してサージカルガイドを製作するので、サージカルガイドが歯に適合します。

※「低侵襲」=手術・検査などに伴う痛み・出血などを抑えること

■ストローマンWebサイト | Guided Surgery(ガイデットサージェリー)
http://www.straumann.jp/ja/professionals/products-and-solutions/digital-solutions/guided-surgery.html

北上インプラントデンタルオフィスの治療の流れ

(1)カウンセリング
「きちんとした説明もせず、いきなり治療に入られた」「待ち時間は長いのに、治療時間がほんのわずかだった」といった経験を歯科医院でされたことはないでしょうか。

インフォームド・コンセントを重視する当院では、一人一人の患者さんの症状と悩みをじっくりとお伺いします。そして、インプラント治療について納得いただけるまでしっかりと説明し、同意していただいた上で治療を始めます。

(2)作業模型を製作
事前に患者さんのあごの模型を作ります。作業模型は、スキャンテンプレートとサージカルガイド製作の基礎となります。

(3)スキャンテンプレートの製作
CT撮影用のスキャンテンプレートを作製します。

(4)術前のCT撮影
製作したスキャンテンプレートを患者さんのお口に装着してCT撮影を行います。骨の状態や血管の位置などを診断し、インプラントの埋入位置を分析します。

(5)診断と3Dインプラントプランニング 
CTで撮影した3Dデータをプランニングソフトウェア(coDiagnostiX)にインポートし、綿密な治療計画を設計。患者さん一人一人のお口の中の状態に最も適したインプラントの位置を決定します。

(6)サージカルガイドの製作
プランニングソフトウェア(coDiagnostiX)で提示された治療プランに従い、技工用機器(gonyX)を用いてインプラントを埋入するサージカルガイドを製作します。

(7)サージカルガイドとインプラント挿入
患者さんのお口の中に、完成したサージカルガイドを固定後、ガイデッドインスツルメント(歯科用ドリル)を用いて歯茎に小さな穴を開け、インプラントを埋入します。

(8)術後のCT撮影
術後にCT撮影を行い、埋入されたインプラントが理想的な角度・深さ・位置であることを確認します。
理想的でない場合は、再度インプラントを埋入し直し、CT撮影を行います。
埋入されたインプラントが理想的な角度・深さ・位置でなければ、インプラント治療のトラブルが多く発生します。そのため術前のCT画像分析、術後のCT画像確認は非常に重要です。

(9)メンテナンス
手術後の定期健診と毎日の歯磨きでインプラントをケアします。

*矯正治療*インプラント治療*審美歯科

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