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佐藤一裕

オールマイティーな技術を備えた岩手医大歯学部臨床教授

佐藤一裕(さとうかずひろ)

医療法人翔陽会 北上インプラントデンタルオフィス

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コラム

インプラントの術式と適用される症例について

インプラント治療

2016年10月6日 / 2018年4月25日更新

歯科インプラントは、インプラント体(人口歯根)、人工の歯(上部構造)、インプラントと人工の歯を連結するアバットメントで構成されています。

それら構成物をあごの骨に埋め入れるには手術が必要です。こういった修術に対して、可能であればスピーディに痛みのない手術であってほしいと考える方が大多数だと思います。

インプラント手術には、一般的に1回法と2回法の2つの方法があります。各術式の選定は歯科医師の判断で行いますが、現在は1回法による手術が主流となっており、2回法はあまり採用されなくなっています。

今回は、インプラント手術の術式についてご説明しましょう。http://www.kitakami-implant.com/implant/

一般的なインプラント手術の比較

【1回法】
歯茎を切開し、ドリルで穴を開けたあごの骨にインプラントを埋め込んだ後、歯茎の上にインプラントを露出させた状態で縫い合わせます。

インプラントと骨の結合を待ち、歯茎の外に出しておいた部分にアバットメントを装着。型を取り患者さんのお口の状態に適した色・形の人工歯(上部構造)を作ります。かみ合わせをチェックした後、人工の歯を取り付けます。

【2回法】
2回法では外科手術を2回行います。

●1次手術
歯茎を切開しあごの骨を削り、ドリルで穴を開けインプラントを埋め込みます。インプラントにカバーを装着した後、歯茎を元通りに縫い合わせます。骨とインプラントは結合する性質を持っているので、1次手術の後は通常3~6カ月期間をおき、歯茎の傷が治るのを待ちます。

●2次手術
骨とインプラントが結合して安定したら、歯茎を切開し、埋め込んだインプラントを露出させてインプラントと人工の歯を連結するアバットメントを取り付けます。

この状態で、歯茎が治るまで1~6週間待ちます。その後、型を取り患者さんのお口の状態に適した色・形の人工歯(上部構造)を作ります。かみ合わせをチェックした後、人工の歯を取り付けます。

1回法・2回法それぞれの特徴と適用例

【1回法の特徴】
外科手術が一回のみで、歯茎の切開が一度だけで済むので、身体の負担が少ないです。
また手術後、被せ物が入るまでの期間2回法よりも短いこともメリットです。

適用例は、手術への恐怖心が大きい方、術後の痛みが心配な方、治療を短期間で済ませたい方などです。

【2回法の特徴】
手術が2回となるため、1回法よりも身体的負担が大きく、手術後、被せ物が入るまでの期間が1回法よりも長めです。

適用例としては、前歯など審美性を重視する場合は2回法が採用されることもあります。

北上インプラントデンタルオフィスで用いる術式

●フラップレス術式を用いた1回法を採用
当院では、フラップレス術式を用いた1回法を採用しています。フラップレス術式(無切開手術)とは、術前にCT撮影による精密検査とコンピュータシミュレーションによる診断を用いた先端の手術法です。

一般的なインプラント手術で必要とされる、歯茎を切り開き、術後に縫い合わせるといった痛みや出血を伴う工程を省略できるため、患者さんの負担を大幅に軽減することが可能となりました。

当院では、1回の手術で1~2本のインプラントを埋入しますが、スムーズにいけば20分程度で完了します。

歯を失ってしまう原因の多くを占めるのは、歯周病、虫歯などの細菌感染です。そのため、歯を失った後にインプラント治療を希望される患者さんの多くが、歯肉や歯槽骨(歯を支えている骨)などに問題があるため骨造成が必要となります。

また、患者さんの負担が少ないなどメリットの多いフラップレス手術ではありますが、全くデメリットがないわけではありません。

歯茎を切り開かないので、神経までの距離がわかりにくいなどの難点もあります。また、骨造成を行う場合は、特に感染への配慮が必要なので高度な技術が必要とされます。

このような、フラップレス手術のデメリットは、術前にCT撮影などを用いて、あごの骨や神経の位置などを精密に調査することでカバーできます。

そして、十分な知識と経験を持つ歯科医師が処置することで重大なトラブルを回避しつつ、低侵襲(手術や検査に伴う痛み、出血などをできるだけ軽減すること)の治療を目指しています。

インプラント体と骨の結合

●生体親和性が高いチタン
インプラントはチタンでできています。
なぜ、金属であるチタンが人間の骨と結合するのでしょうか。

それは、生体親和性が高い材質であるチタンは、人体に異物として認識されないからです。チタンと骨が結合する方式は、オッセオインテグレーション(osseointegration)と呼ばれています。

オッセオインテグレーションにより、チタンの表面に骨が入り込み、まるで生きている骨のようにインプラントと一体化し安定するのです。


インプラントの成功率は97%程度といわれています。100%ではないのは、わずかながら骨とインプラントが結法しないという失敗例があるためです。

このような事例は、人間の体に備わっている拒絶反応によるもので、体がインプラントを異物だと判断したために起こります。

拒絶反応が出ないようにするには、無菌的な処置が重要だといわれています。そのため、北上インプラントデンタルオフィスでは、徹底した衛生管理が施された専用手術室でインプラント手術を行っています。

*矯正治療*インプラント治療*審美歯科

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