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佐藤一裕

オールマイティーな技術を備えた岩手医大歯学部臨床教授

佐藤一裕(さとうかずひろ)

医療法人翔陽会 北上インプラントデンタルオフィス

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コラム

インプラント手術後のメンテナンスについて

インプラント治療

2016年9月27日 / 2018年4月25日更新

インプラントで入れた人工歯は、とても自然で違和感がないため、手術後のお手入れを怠けてしまうケースもあります。

インプラントは人工の歯なので、虫歯になることはありませんが、土台となるあごの骨にトラブルが起きることがあります。また、インプラントの根元にプラーク(歯垢)がたまるとインプラント周囲炎になり、インプラントの周りの骨が溶けてしまいインプラントがぐらつき抜け落ちることもあります。http://www.kitakami-implant.com/implant/

学会の発表では、インプラントの生存率は10~15年で約90~95%となっています。ブリッジの生存率は10年で50~70%、入れ歯は5年で40~50%なので、それらに比べるとインプラントは長持ちする人工歯であるといえます。

インプラントの寿命を延ばすには、セルフメンテナンス、つまり徹底したプラーク(歯垢)コントロールと、歯科医院で行う定期的なメンテナンスを実践する必要があります。この記事では、インプラント手術後のメンテナンスについて詳しく説明します。

医院で行うメンテナンスの内容

一般的には手術後、かめるようになってから1年以内に問題が起こりやすいため、最初の1年間は1~3カ月おき、その後は3カ月から6カ月に1回くらいのペースでメンテナンスを行うクリニックが多いようです。

状態によっては1~2カ月に一度の検診が必要な場合もあるので、担当の歯科医師と相談して決めましょう。当院においては、手術後最初の3カ月間は毎月、その後は患者さんの状態に合わせてメンテナンス計画を立てています。

メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎になり歯茎やあごの骨などに炎症が起きることがあります。インプラントには神経がないため、自覚症状がないままに症状が進行し、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまう恐れもあります。

歯科医院でのメンテナンスは、主に下記のように、自分では判断できない口腔内の健康チェックやクリーニングを行います。

(1)歯や歯茎のチェック
歯・歯茎・粘膜の状態を丁寧に診て、汚れや炎症の有無をチェックします。また、人工の歯(被せ物)を外してインプラントの破損などを確認することもあります。

(2)噛み合わせの確認と調整
かみ合わせは一定のものではないため、定期的に歯全体の噛み合わせのバランスを診て、不具合があれば人工歯を削って調整する必要があります。

(3)レントゲン撮影
レントゲンで、あごの骨の異常のチェックや、天然歯および天然歯の周囲の骨の状態を確認します。

(4)歯のクリーニングと歯磨き指導
インプラントや天然歯に付着したプラーク(歯垢)や歯石を落とします。

また、人工歯(被せ物)をはずしてクリーニングしたり、歯の磨き方をチェックし、全身状態や食生活の確認を行う医院もあります。もし問題があれば、歯科医師や歯科衛生士から改善方法について指導や提案を受けましょう。

日常生活におけるメンテナンス

◆手術直後のお手入れ法
基本的に手術直後は、インプラントを埋め入れた部分には触らないようにしましょう。歯科医院に、手術用軟毛ブラシを出された場合は、指導に沿って歯磨きを行ってください。

◆日常のお手入れ法
基本的には天然歯と同様、食後と就寝前にしっかりと歯磨きしましょう。
歯ブラシは、インプラントの周りの歯茎を傷つけないよう、柔らかめ~普通の硬さのものを選んでください。

特に、汚れが残りやすい人工歯と歯茎の間は丁寧に。歯磨きは、歯の汚れを取り除くだけでなく、歯茎をマッサージし毛細血管の血流を促進する効果があります。歯ブラシは、毛先が開いてきた頃、もしくは1カ月に1度、新しいものに交換しましょう。

また、歯と歯の間のすき間の汚れには、デンタルフロスも有効です。歯ブラシで除去できるプラークの割合は60%程度といわれているのですが、デンタルフロスを使えば80%まで除去できると言われています。また、デンタルフロスを入れて出血があった場合は、歯と歯の間に歯周病の炎症が起きている疑いがあります。

奥歯のインプラントを磨く時は、タフトブラシを使ってみましょう。タフトブラシは、ヨーロッパでは80%の人が使っているといわれる歯ブラシです。
先端が小さく三角形のブラシが付いており口の中で小回りが利くため、歯と歯の間の根元の部分や、奥歯の裏側などもきれいに磨けます。

◆全身の健康管理に気を配る
インプラントの寿命をのばすには、土台である骨の健康維持が必須です。

骨粗しょう症や糖尿病になると、骨が弱くなり歯周病にもかかりやすくなります。歯周病はインプラントのぐらつきや抜け落ちの原因になるので、インプラントを長く使い続けるには、全身の健康状態に気を配るようにしてください。

◆適切なメンテナンスで健康な口腔環境を維持
手術後のメンテナンス次第で、インプラントの寿命は長くも短くもなります。また、虫歯などの治療を受ける場合も、虫歯の隣がインプラントであれば治療に細心の注意が必要です。

そのため、インプラント手術だけでなく、手術後も十分な経験と知識を備えた歯科医師のもとでインプラントのメンテナンスを受け、健康な口腔環境を維持するようにしましょう。

*矯正治療*インプラント治療*審美歯科

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