自身の経験を生かし、子育てママの心と体をサポート（1/3）

子育てに関する悩みを相談できるカウンセリングや講座を開催

　ママの心と体をサポートする「虹色room」の森田文さんは、子育てに迷いや不安をもつ人たちの心が少しでも軽くなり「笑顔になってもらえたら」との思いで、悩み相談をはじめ、勇気づけ講座や子どもへの声の掛け方講座などを開催しています。脳科学・医学・心理学の専門家が監修した脳傾向性診断（ブレインアナリスト協会）の結果に基づいた「全承認勇気づけカウンセリング」など、強みを伸ばせるメニューも展開しています。

　森田さんは、看護師であったことから体のケアにも力を入れ、「アロマタッチ」などを用いた癒やしの時間も提供しています。

　「私自身、3人の子育てを経験し、1人目が発達障害、2人目が摂食障害、3人目が川崎病や骨腫瘍などを克服してきました。親として、子どもの障害や病気とどう向き合うのかといった心の在り方や、『誰も責めない、否定しない』という全承認を、カウンセリングに生かしています」

　主なクライアントは、30代後半から40代の小学生の子どもをもつ母親世代。特に子どもの不登校を心配するママ、子どもへの接し方がわからないというママが多く、石川県内各地から足を運び、オンラインでは他府県からも相談が寄せられているそうです。

　「ママたちからは、『温かみがあってマイナスなことも受け止めてもらえる』『肯定的な考えに導いてもらえる』といった感想をいただきます。私の長女は現在27歳で、障害者手帳を持ちながら働いていますが、どのように就職に結びつけたのか、また石川県の現状はどうなのかといったリアルな社会背景をお伝えするなど、子どもたちの成人後の姿がイメージできるようなお話もしています」

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【次ページ】ママたちの心を軽くし、笑顔に導いていくために

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