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コラム

「どうぞ」なんてしなくていい

2021年11月18日

テーマ:保育現場で感じること

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 子育て悩み相談児童発達支援





みんなで仲良く遊びましょう



こどもが集まる場所では
あたりまえのように言われるけれど


それ

ムリですよ

だって

こどもたち、満足していないから

自分が見つけた楽しい遊びを

誰にも邪魔されずに

ひとりでじっくりと遊ぶ・遊び込むということを

している子が少ないからです



「仲良く遊びなさい」

「一緒に遊びなさい」

「どうぞしなさい」

「貸してあげなさい」



だいたいそう言われていませんか?



園でもおうちでも公園でも

どこへいっても

「仲良くあそびなさい」

「一緒に遊びなさい」

「どうぞしなさい」

「貸してあげなさい」




そんなふうに言われて

とことん満足して遊ぶ経験をしていないんですよね



こどもたちの代弁をするならば

「え?なんで?今これで楽しく遊んでいるのに・・・」

「どうぞなんてできない、したくないよ」

「でも大人はみんな、そう言うんだよ」

「誰もわたしのこと・ぼくの気持ちなんてわかってくれない」



心の中でこどもたちはそう叫んでいます



貸さない方が悪者です



本当はね。

貸さなくていいんですよ

「今これで遊んでいるから、終わったらどうぞするね」

って言えばいい




大人は周りを気にしすぎるあまりに

「みんなで」

「仲良く」

に縛られすぎています





よくこんなふうにも言われます

「これは、あなたのおもちゃじゃない」

「みんなのおもちゃだからみんなのもの」




正論です

間違っていない




だけど

その子は別に、それを「自分のモノ」なんて

思っていませんよ




ただただ『面白そう』っていう自分の意識のまま

そのおもちゃで集中して遊んでいるだけ



それを大人が保証しないとって思うんです




公共の場所でのおもちゃでも

他におもちゃがあるならば

何もひとつのおもちゃを取り合うことはない



人って

誰かのモノが『良く』見えるんです

こどもだけじゃなく大人もそうですよね?



だから

誰かが使っているモノを自分も使ってみたくなる

だから

奪ってしまう



そもそもこどもって視野が狭く

楽しそうなおもちゃにしか目が行っていないから

大人から見ると

奪っているように見えるけど

それしか目に入っていないだけ




だから行きそうになる前に

大人が察して

他のおもちゃに目を向けさせるようにすると

それで遊べる子もいます



どうしても

他の子が使っているおもちゃがいいならば

その子が『終わったら』次に使えるように大人がはからえばいい



とにかく

「みんなで一緒に仲良く遊ぶ」

なんて

ムリだから





自分の遊びを邪魔されず

「みんな仲良くしなさい」という大人の押し付けもなく

じっくりと充分に遊べた経験

それを積んでいく先に

『みんなで仲良く』

それがあるのです




満足感をしっかりと経験したからこそ

他人に優しくできる『余裕』ができてくるのです



大人が「仲良く」を仕向けても

本当の意味の『思いやり』『優しさ』なんて

育っていなかったら

トラブルになるだけ

それか

どんどんこどもの中に『不満』がたまっていくだけです



一人遊びの保証


これが大事だってことに

気づけている大人が少ないのが現実です




一人遊びはわがまま

一人遊びは他人への興味がなくなってダメ



全くの逆なんですよ

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